片瀬漁港から撮って見た2016/08/27 23:23:00

飯田商店で頂いた「十二庵濃厚豆乳の冷やし担々麺」の余韻を大事に地元へ戻って来た。 藤沢駅で三脚やカメラを収めたリュックをピックアップ。 思った以上に暑かった様で、E-M5 MkII が少々駄々を捏ねるので、クールダウンさせて遣る。(御免ね) 「片瀬漁港西堤防」は一寸波が恐いが、御気に入りのスポット。 小田急線で藤沢駅から7分の片瀬江ノ島駅から 800m 弱で突端に着くと云う便利さが良い。 堤防自体の長さは 300m 一寸だが、波打際から沖に向かって歩くので、海の上を進む感じに毎回ドキドキする。 21時に為ると照明こそ落ちるが、24時間入れるのも嬉しい。 灯りが無く為るのは星の撮影には好都合だが、シーキャンドルの燈明を含めて周囲や空は明るい… 此日は予報よりも波がやや高く、堤防の処々が波飛沫で濡れて居る。 突端迄来ると濤(うねり)は見えるが、飛沫が上がる様な事は無い。 此れも予報以上だが、風が相当に強いのは気懸りだ。 此日は軽い三脚しか持参して居なかったから… 何時もの様に数名の釣人が思い想いに竿を垂れて居る。 人柄の良さそうなシニアの太公望と御話。 御仲間には「粘って見る」と仰って居らしたのだが、遣って来た御孫さんの「ジィジ、帰ろう」の声に「そうだね、帰ろうか」とニコニコと戻って行かれた。 好いシーンでした…


此日は、E-M5 MkII のデジタルテレコンのテストを兼ねての撮影行だったのだが、先ずは電車の窓からもじっくり見て来た、湘南平のテレビ塔を撮った。 距離は15キロ程に為る。
片瀬漁港から撮って見た-01
換算 600mm のレンズにテレコンを設定して、1200 mm に為る。 トリミングはして居るが、解像度は弄って居ない。 良く見ると左手の展望台に人が居るのが判る。 非常用では有るが、使え無くもないかな…

富士山が見えないねぇ~と件の好々爺殿と残念がって居たのだが、日没近く為ると其の姿を披露して呉れました。
片瀬漁港から撮って見た-02
北斎の「赤富士」のイメージに撮って見た。 構図的に富士山の位置が逆だけど… あ、ダイヤモンド富士ももう少しだ。

片瀬漁港から撮って見た-03
富士山の左側に木星と金星。 近くに水星も居るのだが、雲と夕焼に紛れて判らない。

此夜は平塚の花火大会。 茅ヶ崎よりも更に離れて、10000m 以上の距離が有るので、目視では大輪もショボイ。
片瀬漁港から撮って見た-04
此のフォトは換算 500mm 位で撮ったが、富士山を背景にするなら花火開始直後で無いと闇に落ちて仕舞う。 左上に金星が写って居るのは御愛嬌。

急に帽子が飛ばされそうに為る程の強風(聞いて居ませんが)がビューびゅう~と…
片瀬漁港から撮って見た-05
UT-63Q は軽量コンパクトな三脚で手放せないのだが、其の分安定性は乏しい。 特に6段目の脚迄伸ばした時の「震え」は激しい。 で、風対策をしないで居るとこんな風に為る。 此れは此れで面白い…とか(笑)。 三脚には過酷(御奨めしません)なのだが、下から引っ張って荷重を掛ける。 更にカメラを三脚に縛り付ける様に固定する(水平方向に多くは廻せなく為る)。 そんな対策を取ると…
片瀬漁港から撮って見た-06
此の程度には改善する。

片瀬漁港から撮って見た-07

片瀬漁港から撮って見た-08

片瀬漁港から撮って見た-09
花火迄遠いのと近視老眼の所為で専らモニターでの鑑賞だったが、望遠レンズって凄いのね~と今更乍に感心した。

花火の後、E-M5 MkII 内蔵の「比較明合成」のテストを少々。
片瀬漁港から撮って見た-10
極めて明るい「シーキャンドル」を入れて、蠍座方向をシャッター速度5秒で12枚を重ねた。 都合、1分間の露光と云う事に為る。 前々日には直線だった、土星、火星、アンタレスが早くも「く」の字に為って居る。 火星の動きは早いのだ。 次回はもっと暗い空で追尾を掛けて試したい。

夜も更けた頃、若いカップルが星を見上げて語らって居る。 撤収作業をし乍、其れを伺って居た(聞き耳を立てて居た訳では無いと思う)。 「あの明るい星、何かしら?」、「さぁ…俺、北斗七星とオリオン座しか判らないからなぁ」。 其処で「あれはね…」と割り込む程、小生は無粋じゃない。 本気で星の名前を知りたがって居る訳じゃないさ。 知りたいのは「相手の想い」、だよね。 頑張れ、若造(笑)。

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