燦燦斗@東十条 其の306 ― 2016/08/25 01:01:00
携帯用と云うか可搬型の蚊取線香のサイズは容器に合わせて、渦巻サイズが小さい。 自宅で使って居る大きなサイズの蚊取線香の臭いが好きなので、外側の部分を外して其れを小さくしたのを入れたら…あらら、厚みも考慮する必要が有ったのね。 其れでも強引に押し込んでも火が消えない事を確認して、燦燦斗に持参。 おぅ、矢張此の方が効果が高い様だ。 少し容器が熱く為るかな(汗)… 何にせよ、此の季節の待時間には蚊取グッズは必携なので有る。 最近は10分早い開店が当然見たいに思えて来たが、其の有難味を忘れてはいけない。
此夜も「ラーメン」。 魚介豚骨醤油の風味、此の味わいのスープに味わうべきテイストを有した太い麺。 そして、ローストポーク。 CPの高さも有って、素晴らしい一杯だ。 300杯も頂いても、未だ々ずっと喰べ続けたい物だ。
最寄駅に到着して、何時もの様に空を見上げると南南西の空に3つの明星(土星、火星、アンタレス)がラインを為して居る。 蠍座付近で三角形を作って居た彼等だが、火星の動きが早いので、三角形の鈍角度が増して居た。 そして、到頭ほぼ直線上に並んだ格好に為った。 雲が拡がって来るのが判って居た(実は曇天で見られるとは予想して居なかった)ので、自宅迄の20分が危うい。 其処で近傍で一番暗いと思われる駐車場から、XZ-10 に頑張って貰う事にした。 燦燦斗帰りなので、蚊取線香の用意は有ったのだが、点火する時間が惜しい(水滴を垂らして消して居るのだ)。 で、3箇所も藪蚊にプレゼントし乍撮ったのだが、不審者として110番されなかったのは幸いだ。

最初の1枚…ひ、酷過ぎる(笑)。 工夫を重ねてのベストショットが此方。
矢っ張り、此の程度かいな…いや、立派な物だよ、此のサイズのカメラで此れだけ撮れるのは。 蠍座が良く判るじゃないか。 其の頭の3星と平行線(いや、曲り方と云うべきか)なのが面白い。
自宅に着いたタイミングでは、もう薄雲の中でした。
食堂酒場 グラシア 其の28 ― 2016/08/25 23:23:00
元々大喰漢では無いのだが、最近は喰べる量が減った。(老眼も進んだ) 酒量は然程減って居ないのだが、「節酒」の御達を頂戴仕って仕舞い、少し敷居が高い「グラシア」。 一ヶ月を過ぎたインターバルに気付いて、慌て気味に訪問。 何時もの16時、開店時刻だが、30分の間に後客4名… 賑わって居ます。 御隣に座られた健啖家の女学生さん、今からそんなに舌を肥やして…羨ましい。 小生は学生時代に何を喰べていたっけなぁ…

そうは云っても、夏の夕餉のスターターはビール。 久し振りなのに、マスターとマダムが優しく迎えて下さって、嬉しくも有難い。
宝石見たいに並べられたのは、「薩摩地鶏」の御刺身。 レバー、ハツ、笹身、砂肝、胸肉、腿肉とフルハウスで頂きました。 正直云うと、レバーとかハツとかは恐る恐る、だったのだが、臭いとか全く無くて、喰感もスムーズで濃くは無い旨味がジワ~って… 恐れ入りました、此れ美味しい!
こんな華麗な鶏には、

冷たい御酒を選びました。 何を選んでも1本呑んじゃうんだから、少しでも「考えて居ます」をアピールしたくて(誰に?)、此のボリュームに。 冷酒も大好きだし、刺身なら相性抜群。
マダムの御里から届く新鮮な夏野菜を惜しげも無くピクルスに仕立てた、と云う逸品。
締めの麺の情報を伺って、「其れが入る様に組んで下さい」と御願いする。 小生の胃の腑の容量に腐心し乍、マスターが用意して下さる。
同じく夏野菜たっぷりのスリランカ風カレー。 「そんなに辛くは無いです」との事。 其の通りで、カレーの旨味と野菜の甘味とのコラボレーションを充分に楽しめる。 でも、辛さは隠して有るので、確りとしたスパイシーさが最後迄付き合って呉れる。 然り気無く添えられた少量のインディカ米でスープ状のカレーを啜る…美味し!
福神漬代わりはこんなに御洒落な御漬物が並びます。 生姜とかゴーヤとか…イイネ。
締麺。 最初に「此の麺です」と…

そう、此日の麺は只物じゃない。 小麦は栃木の「花の季」さんが少数のラーメン屋さんにだけ提供される、あの「小麦ヌーヴォー」。 2016年は「くろ喜」と「飯田商店」で小生は頂いたが、「グラシア」にも特別提供されて居る。 そして、其れを京都の「棣鄂」さんで製麺したとの事。 前年も同様だったので、例年の御楽しみと云う事なのだろうが、マスターの顔の広さを垣間見る思いだ。
「ビシソワーズ冷やし花の季ヌーボー」、との命名。
こんな一杯、喰べるは勿論、見た事も無い。 思わず改めて訊いて見ちゃいました…「ビシソワーズって…」 冷たいポテトスープ、ですよねぇ。 非常に好みの一杯。 「ラーメン」と云うカテゴリーには収まり切れないのかも知れないが、そんな問答はどうでもよろしい。 中華麺と冷製ポテトスープの相性がこんなに良いなんて…そりゃあ、マスターの事だから、スープにアレンジが加わって居るのだろうが。 仄かに葱のニュアンスにポテトの甘さが絡む。 馬鈴薯大好物の小生だが、此のジャガイモ、其の辺の芋じゃないね。 コーンを投じたのは、テイストサポートも然る事乍、カラーコントラストと云うルックスへの貢献も大きい。 そして、鋤焼に使われる様な上質の牛肉。 此れは「目から鱗」のコンビネイションだ。 参りました…
酢橘迄頂戴して、御腹と気持を満たして辞去。 結局、長居して仕舞いました…スミマセン。 最後のグラスで白ワイン…の記憶とフォトは有りません(笑)。