食堂酒場 グラシア 其の12 ― 2015/05/02 01:01:00
色々な御意見は有ろうかとは思うが、小生は「価格.COM」を結構当てにして居る。 此日の最安値店をチェックすると、浅草橋に実店舗が有る。 元々、グラシアに行く予定にして居たので、此れはオラクルだと購入を即決。 汗ばむ陽気だが、何時もの様に徒歩にて向かう。 取置を御願いして居たので、買物は3分で終了。 グラシア迄は僅か1分の距離… どうしよう、15分も早く着いて仕舞った。 幸いベンチには陽が射し込んで居ないので、待たせて頂く。 グラシアは16時開店なので、小生の様な遠距離人には有難い…筈だったのだが…
此の季節に為れば、スターターとしてはビールが勝る。
最近、此のワインを御願いする事が多い「小布施ルージュ」。 軽快で華やかなテイストのボトルは定番だ。
芥子で漬けた大根。 マダムのセンスが絶妙な「辛さ具合」に籠められて居て、とても清々しい。 冷酒で頂くのも御奨めだ。 此の前に「フルーツトマト」をカットして頂いて居るのだが、フォトをミスった。 卸状のドレッシングに甘過ぎ無いトマトのフレッシュネスが素敵だったのに…
砂肝、胸肉、腿肉と…の、「薩摩地鶏の御刺身」。 中々、こんな鶏の刺身なんて頂けない。 鶏にしては濃厚なテイストだが、鶏らしく爽やかな印象。 ミドルボディのルージュとも良く合うが、砂肝が特に高相性。
牛脛肉のサラダ。 脛肉の独特の風合を嫌みに為らぬ様に巧みに仕立てて有り、非常に美味。 此の塊でシチュウを取ったりするそうだが、贅沢なサラダ。 ポン酢醤油で頂くと震えちゃう。 仙台牛のハヤシライスをメインに頂く組み立てだったのだが、ワインを飲む、飲む… 実はマスターが素敵な女性を引き合わせて下さった。 オルガン奏者の彼女との会話は興味深く、楽しく、面白く…と、ワインボトルを追加して時を忘れて話し込んで仕舞った。
箸休めに頂いたクリームチーズの節乗。 此れは佳い一品なのだが、此後、箸は休め放しでグラスばかりが活躍する。 御店のルール以上に長居をして仕舞い大いに反省するも、ファンタスティックな夜に感謝。