饗 くろ喜@秋葉原 其の132013/02/06 23:23:00

「羹に懲りて膾を吹く」と云う事か。 雪かも…と云う予報にJRが過剰に反応して、7割の間引運転。 異音や事故も重なって酷い事に…とツイッターが叫ぶ。 1番電車は何時もと何も変わらなかったけれどね。 其れでも湘南と違って秋葉原は霙混じりのボタ雪。 こんな天気なら並びは少ないと踏んで、開店8分前の到着で6番手。

饗 くろ喜@秋葉原 其の13-1

饗 くろ喜@秋葉原 其の13-2
花の季さんの味噌を使った「鶏味噌ごぼう和えそば」を目当てに遣って来たのだが、花の季の磯さんが直ぐ後に来られた。 随分前に西尾さんや生田さんと門前仲町の Passo a Passo で御目に掛かって以来。 小生を覚えて居て下さったとは嬉しい。

饗 くろ喜@秋葉原 其の13-3
先日、渦でも舐めさせて頂いたが、此の花の季さんの味噌は1年物と2年物で色も味わいも随分違う。 「味噌の違いを感じたら、蓮華で掻き混ぜて」とのアドバイス。 薄い色の1年物は、塩の輪郭がハッキリしたフレッシュな味わい。 濃い色相に転じた2年物は味わいがマイルドに為って、仄かな甘みが柔らかい。 其れを確認してから蓮華を取る。 最初は遠慮勝ちに、最後は大胆に行う。 沢山の野菜を乗せたルックスの麗しさは失われるが、味わいの観点からは混ぜるのは必須だ。 今回の作品は土の香る野菜な作品と云うコンセプトで、麺にはなんと牛蒡が練り込んで有る。 最初の僅かな風味が時間と共に前に出始める。 濃いテイストの牛蒡を良くコントロールして味噌にマッチさせて居る。 流石に手練の黒木さんの技は違う。 敷いて有る出汁に味噌が絡んで素敵なスープに為る。 自家製の辣油を加えるのも素敵だが、後半に投じるのが良いかな。 最後はスープ割を御願いして、珠玉な一杯を締める。
召し上がるのが早い磯さんが外で待って居て下さった。 駅迄の短い距離の間に色々と御話が伺えた。 味噌をジェラートにした処も有るんだそうで、頂いて見たい。 次週は、ロックンロールワンや渦でも此の味噌の作品が饗される。 楽しみな事だ。