がっかり、でした2013/02/18 01:01:00

舞浜迄足を延ばした。 此の駅で階下に降りて歩きだすのは、ディズニーランドホテルのスタッフを除けば、殆ど居ない… ディズニーランド入口界隈の喧騒が嘘の様に閑散とした道を西下。 旧江戸川に当って、南下。 駅から2.2キロを歩いて、漸くヒルトンホテルの前に到着。 往復するとディズニーリゾートを1周する勘定だ。 林立するホテルのバスに何喰わぬ顔で乗り込んでも良かったのだが、川沿いの土手を歩いて見たかった。
おぅ、富士山の頂上が見えて居るな…と喜んだのも束の間で、日没時刻に照準を合わせた様に笠雲が湧き出す。 おぃおぃ…

がっかり、でした-1
此のフォトで小生の目的は御判りだろう。 ダイヤモンド富士を撮りに来たのだ。 左下に見えて居るのは、先日「橋の下に収まる富士」を撮りに行った、東京ゲートブリッジだ。 今回は橋を見下ろす富士に落ちる御日様を撮る気で遣って来た。 人気の構図は橋の真上に位置する富士への落日だが、翌日は雨予報だし会喰の予定も有る。 で、此の構図を選んだ。 綿密に計算して見ると、富士山頂の鉢にピッタリと太陽が収まる理想的なダイヤモンド富士に為りそうだと判明。 川沿の土手と云うのも場所取で諍いが起きる可能性が低そうだ。 小生が綿密にポイントを弾いた場所に三脚を立てて居る人は居ない。 数名が50m程北の場所で構えて居ると云った状況。 自分の計算に自信を持とうと決めたので、絶対に此処! 其れにしても、思った程には同好の士が集まって居ない。 矢張、橋の真上の富士で無いとダイヤモンドハンターのターゲットには為らないのかな。

がっかり、でした-2
あぁ、「ゼイラム」(何だって?:森山祐子さんが素敵でした)見たいに為っちまった。 「富士に笠雲」が雨予報なのは良く知られて居る。 此の笠雲は春に良く掛かる「レンズ笠」と云うタイプで、典型的な雨の前触れ、風も強く為りそうだ。

がっかり、でした-4
18時の天気図を観ると高気圧の中心に近く、天気自体は穏やかで雲も少なさそうにも思える。
がっかり、でした-5
衛星画像を観ると上空では意外に雲が多い事が判る。 日本海の北、大陸に有る低気圧に向けて高い空では南風が入って居るのだろう。

がっかり、でした-3
小生の計算通りのダイヤモンド富士が此の位置から見られたのだろうか…
橋が暗く為り過ぎるので、次回の課題としよう。

がっかり、でした-6
北に目を転じると、スカイツリーや観覧車が御誂気味に並び、
がっかり、でした-7
東京タワー(換算600mmをMFで撮った)も見えるのだが、双方共、どうにも好みのコンポジションには為らなかった。

此の日から夜営業だけに変わった蔦で夕喰の心算だったのだが、翌日からに延期と為った。 東海道線は人身事故で止まって居るし、アンラッキー続きだなぁ。

江ノ島に沈む太陽 22013/02/18 02:02:00

バタドタで展望台から昇る御日様を撮った日の夕方。 黄昏の江ノ島の東側に廻り込んだ。 過日とは違って、風も弱く、波も穏やかだ。 祝日と有って、高級で重そうなカメラを三脚に乗せて居る人も多い。 道路ギリギリの少し高い処で撮る予定だったのだが、浜には地図に無い障害物が起立して居る。 抜くにはデカ過ぎて断念… 皆さんの場所に混ぜて頂く。 朝と違って、此方の皆さんの最適撮影位置は小生の計算とも合致。

江ノ島に沈む太陽 2-1
だが、嫌な雲がデンと構えていやがる。 此の風情だとドラマチックな演出の役者には為れない予感。

江ノ島に沈む太陽 2-2
一度隠れた雲の下から現れた時はほぼピッタリの位置。 此の日は換算600mmを持参しなかったので、300mmでは此れがイッパイ。 屋外展望台にも沢山の人が居るのが判る。

江ノ島に沈む太陽 2-3
太陽はフォトの右下へ向かって斜めに沈むので、位置をズラして「最後の瞬間」を。 もう少し南に行きたいのだが、もう海なのよ…

江ノ島に沈む太陽 2-4
さぁ、撤収… いや、もう少しだけ。

此の後、江ノ電に揺られて、ジュアン・レ・パンへ。