潮 くろ喜@秋葉原 其の1 ― 2017/12/01 23:23:00
愈々の12月。 師走初日の昼は初めて伺う、「潮 くろ喜」。 「紫 くろ喜」の後を継いで、金曜日に営業するくろ喜のセカンドブランド。 貝テイストの塩ラーメンの御店だ。 開店して久しいのだが、一寸、遠慮して居た。 でも、水曜日に「トイ・ボックス」で黒木さんに御会いした事も有って、遣って来た。 小雨模様なので、シェードの下が有り難い。 師走の声を聞けば、気温も低くて寒い。 「紫タイミング」で到着すると、「白貝のつけそば」と云う事で、シェルでアピール。 季節の野菜と貝のつけそばなのだが、白貝以外にも乗せる野菜が多いので、盛付のオペレーションを工夫し乍の提饗。 レギュラーな一杯の方も手順が複雑なので、二重の大変さだ。
「白貝」は「皿貝」(平べったい形をして居る)が本名だが、御鮨屋さんで何度か頂いた事が有る。 喰感が蛤等と随分違うが、黒木さんに依ると出汁には甘味を感じるのだと云う。 其れが塩ダレと香ばしい菜種油にマッチして居る印象。 他にもホンビノス貝等フォトの様な貝が不断に使われて居るとの事。 盛られて居る野菜は壬生菜と茎の赤い菠薐草。 赤い部分が亦甘いのだそうだが、そう云われれば…でした。 此等の新鮮な野菜はジーバナ農園さんから届いたそうだが、八百屋さんの其れとは一線を画す。 白菜も葱と干海老で和えたそうで、細かい具に迄手が込んで居る。 馬鈴薯は「アンデスレッド」と云う品種だそうだが、素揚に見合った物だ。 紫蕪にブロッコリーにも凝った味わいが施されて居る。 凄いな… そして、主役の白貝。 麺は中太麺だが、弾力が適度に有る餅ぃタッチが良い。 流石は「貝」を標榜するブランドの一杯だった。
フォト右下は朝喰の蔦のカップ麺。