今日の渦雷 其の９ ― 2014/11/24 23:23:00
３連休最終日の夜、閉店時刻も近い渦雷へ。 月曜日は定休日だが、休日に当る場合は営業し、火曜日が休みと為る。 連休中も好調だった様だが、流石にこのタイミングだと満席と云う事は無いので、ゆっくり頂いたのは「潮そば」。
屹度、一番好きなのが此れに定まったかも知れない。 小生としては塩上位は珍しい。
暖簾が仕舞われ、二人がクロージングするのを監視（笑）して居ると、とても丁寧に行って居る。 渦本店のクロージングも徹底したクリーニングを行うので、毎晩大掃除だと申し上げた事が有るが、オーナーの意識が此方でも充分に守られて居る。 美味しさの陰にはこんな積み重ねも有るのだな。
そんな二人をピチーチに誘って、乾杯したビールは濠太剌利のマウンテンゴートビアのハイテールエール。 英吉利のパブで出て来そうなアンバーエールは、アロマホップの香り豊かでフルボディな印象。 此れは美味しいねぇ。
１本目は、ＵＳはワシントン州のスノークォルミー･ヴィンヤーズのシラー。 女性醸造家の作品だそうで、冷涼なコロンビア・ヴァレーのイメージよりも芳醇でソフトな果実感だ。 ライトなオーク樽の印象も引っ張って来て居る。
２本目は「とても濃いボトルを」と御願いして選んで頂いた、マゼール ヴァルテッリーナ・スペリオーレ インフェルノ ニーノ・ネグリ。 ロンバルディアから来たキアヴェンナスカって、ネッビオーロだよね。 おぉ、本当にヘヴィデューティだ。 大体、「INFERNO」って「地獄」だよねぇ（笑）。 因みに「MAZER」は、「美味しい」と云う意味だそうだ。 スノークォルミーの優しいタンニンとは打って変わって、ガッツリなタンニンで、ジャミーな果実感が堪りませんねぇ。 焙煎風味がアフターに強いのは好みが分かれそうだが、悪い訳では無い。 濃いチーズと合うねぇ。
３本目に為ると、「何でも持って来て」見たいな御願いの仕方に為って仕舞う（汗）。 で、浅井さんが選んで下さったのは、アンホーリ。 西班牙へ移って、プリオラートはアルデボルの作品。 カベルネ・ソーヴィニヨンとローカルのガルナッチャのセパージュだが、流石にスパニッシュな印象のＣＳに造り上がった。 チョコレートっぽい風味とベルベッティなタンニンでブラック・ベリーの果実感たっぷり。 ２本目にニーノ・ネグリを選んで頂いたので、３本目は難しかったのだが、流石に上手く構成出来ました。 とは云え、そんな頼み方をした小生が悪いのだが、２本の順番は逆が正解だろうね（笑）。
腹減らしの二人がこんな喰ってました（笑）。
