F1 2012年 日本GP 決勝2012/10/07 20:49:45

矢っ張り、日本GPは特別な想いに満ちて居る。 鈴鹿に向かった渦の常連さんからも速報が入り、可夢偉が3番グリッドから決勝を戦う事に為った。 1ポジション棚牡丹だが、レッドブル2台に続く位置を占め、否応無しに期待が高まる。 PPのセブのインターフェアは戒告処分(2回目)でギリ済んだのだが、戒告3回目はヤバいぜよ。 皆が心配する様に、御隣にロメが居る…

快晴の鈴鹿のスタート。 可夢偉は、此迄に無い抜群のスタート、と云うか此れが普通だろ… マークを楽に交わして、セブに続いて1コーナーへ駆け込む。 其の後ろでは、アクシデント。 今回の悪役にはロメだけで無く、チームメイトのキミも加担。 まぁ、キミは行き場所が無く為って仕舞った結果(審議無)なのだが、何とフェルナンドをプッシュした。 タイヤをカットされたフェルナンドは、此処でリタイヤ。 セブに4ポイント差に迫られる事は決まった…よね、屹度。 「辻斬りロメ」も2コーナーの手前でマークに突っ込む。 勿論、ペナルティを科せられたが、レース終盤にはリタイヤした。 一方、其の遠い?呷りを喰ったニコもレースを終わらせられて仕舞った。 ロメはもう追放した方が良いんじゃないか? 可夢偉もマークの前に出なかったら、亦、ロメ・ミサイルの餌喰に為って居たかも知れない。
当然、此処でSCが入る。オフィシャルの作業が速いので、SCは2周でイン。 するするとセブが逃げて行き、可夢偉はやや危うい感じだったが、8位から上がって来て居たジェンソンに抜かれるには至らなかった。 おぅおぅ、セブは比較に為らない程速いなぁ…もう呆れて仕舞う。 ジェンソンが其程積極的に可夢偉とのギャップを詰めて来ないのは、タイヤを労って居るのだろう。 老獪なジェンソンの作戦は強かだ。 4番手にはフェリペ、キミが続く。 セブ以外の車はタイヤマネジメントなのか、ペースは速く無い。
最初のタイヤ交換は、ジェンソンが先。 アンダーカット狙いだが、可夢偉も翌周レスポンド。 無難な作業時間だが、3.5秒じゃガッツポーズする程じゃない。 ジェンソンの前には戻ったが、ダニエル・リチャルドの後ろに為ったので、2周一寸の間、蓋をされる。 此のロスタイムが響いて、18周目にジェンソンと纏めてフェリペにアンダーカットされて仕舞う。 フェリペはノーマークの強みが有ったのかもね。 フェルナンドの為にはセブを脅かしたいので、フェリペは中々良いペースで走るが…とても無理。 ジェンソンが、ギヤボックストラブルを再び訴えるが、大した問題には為らなかった様だ。 可夢偉もジェンソンから牡丹餅を2個も貰ってはいけない。 タイヤ交換のタイミングを早めると云うマクラーレンのラジオを聴いた解説陣が、「ジェンソン3ストップ説」を唱えるが、其れは有り得ないでしょう。 此の日のフェリペはミスらしいミスも無く、タイヤを無理使いする事も無く、スムーズに走って居る。 フェルナンドが居ない方が戦い易いのかもね。 19周目、セルジオはヘアピンの無理なオーバーテイクが祟って、グラベルから抜け出せず。
30周目頃、ジェンソンが可夢偉の2.4秒に迫って来る。 ジェンソンは戦略長者なのだ。 ペースが落ちて来た可夢偉は、トップ4では最初、32周目に最後のタイヤ交換。 矢張、3.5秒だが、ジャッキマンを跳ね飛ばしそうだったぜ。 危ない、危ない。 可夢偉は此のタイヤで最後迄走らないといけない。 ジェンソンは36周目、フェリペは37周目、セブは38周目にPI 。 で、オーダーは変わらず。
さぁ、可夢偉はフェリペには届きそうも無いので、更にジェンソンにポディウムを奪われない様にとスタンドが祈り始める。 「可夢偉を抜いて、ポディウムをゲットしよう」とか「可夢偉は充分射程内だ」と云うジェンソンへのラジオが聞こえよがしに流れる。 何時もの様にジワリジワリとペースを上げて、ギャップを詰め始めたジェンソンと可夢偉のバトルは「国民の関心事」と為った。 42周目に2秒9、44周目に1秒8… 可夢偉も反応しては居るのだが、毎周ギャップを縮められる。 だが、観客の思いがバリアに為ったのか、結局、0.5秒のギャップを以て、初めての3位に滑り込んだ。 ファイナルラップのギャップは、DRS未満。 ストレートでジェンソンが更に迫ったのだが、KERS を其処では使わずに、シケインの立ち上がり迄温存したのは作戦か、遠慮したのか? シケインの後でも、90%しか使わなかったし… ジェンソンのガールフレンドの道端さんもレースの終盤は微妙な表情だったが、日本好き(当然?)で日本にもファンの多いジェンソン… 勝負師の心に迷い等は生じなかったのかしらん。 でも、ジェンソン大好きの小生も今回ばかりは、「遠慮して…」と願った事は告白して置こうかな。 特に可夢偉のファンでも無いのだが、此れがナショナリズムって奴か。 多くの可夢偉ファンに敵役の印象をジェンソンに持たせたく無かったしね。
F1 2012年 日本GP 決勝
一方、40周目頃には安泰のギャップを築いたセブが、ファステストを出してはチームに窘められる。 でも、此の好きなコースを飛ばしたいセブはバンバン走り、チームを慌てさせる。 結局、52周目に最終ファステストを樹立… 困った子なので有る(笑)。 セブはポディウム上でジャンのインタビューに応えて、「日本語は『ありがとう』しか知らないので、来年にはもっと覚えて来ます」。 おぅ、翌年の勝利宣言だ。

F1 2012年 シンガポールGP 決勝2012/09/23 23:59:00

シンガポールの街は昼間に見ても未来都市の様だが、夜景に為ると妖しさが加わり、何とも云えぬ美しさだ。
F1 2012年 シンガポールGP 決勝-1

プラクティスで絶好調だったセブが当然のポールかと思って、観て居たクオリファイ。 Q2で彼の破格のタイムをルイスが破って見せた後は、セブの其れ迄の勢いが失われて、結局悔しさを滲ませた3番手。 2番手にはパストールが入ったが、此処は偶数グリッドは不利なので、セブがパストールの前に出られるか…だ。

蹴り出しは良く無かったセブだが、複合コーナーを利して、3コーナーでパストールを捉えて2番手に上がる。 パストールはジェンソンにも交わされて、ポジションを下げる。 ルイスの逃げをセブが許すまじと追う展開で、タイヤケアに心を砕くジェンソン以下が徐々にギャップを開けられて行く。 DRSが使える様に為ったタイミングで両者には1.5秒の距離が有り、セブはDRSの恩恵を得られない。 まぁ、二人ともタイヤ温存も考えて居るのだろう。 マークは8周目にSSタイヤからSタイヤに交換。 では、セブは? 9周目にセブが10コーナーでミスったので、ギャップが3秒弱に広がる。 ゆっくり入ったジェンソンがペースを上げて、2.5秒とセブに迫る。 セブのSSタイヤはもう限界だろう。 11周目にSタイヤに交換。 3ストップ、止む無しだ。 戻った場所は混み合って居て、ニュータイヤのグリップを活かしてオーバーテイクに入るが、此れを遣るとタイヤがどんどん痛むんだよね~。 12周目に5番手のフェルナンドがタイヤ交換。 翌周、ペースが落ちたルイスもPI 。 SSでスタートした連中に2ストップは難しいんじゃないのかな。 戻ったのは、キミの前。 詰まり、セブを制して実質トップの位置。 直後に、漸くと云っても良いかな、セブがキミの前に出る。 ジェンソンも15周目にはタイヤ交換で、矢張、2ストップでは行けない。
やや単調に為った上位のレース展開だったが、23周目にルイスにギアボックストラブル。 ギアがエンゲージせずにニュートラルの儘。 で、ルイスのレースは終了。 セブ以上にラッキーなのは、フェルナンドと云う事に為ろうか。 セブはジェンソンの2.8秒前。 ジェンソンも3ストッパーだろうから、コース上での勝負に為る。 未だ、半分…長いレースだ… 30周目にパストールとフェルナンドが同時に PI。 だが、オーダーは変わらず。
33周目イエロー表示が長いと思ったら、18コーナーでナレインがクラッシュして居た。 矢張、SC(シンガポールでは5回連続)だ。 3ストッパーは此処ぞとタイヤ交換のラッシュと為る。 セブ、ジェンソン… レッドブルのロリポップはジェンソンの通過を待ってセブを発進させる。 落ち着いて居るね、の5秒1。 フェルナンド、マークはステイアウトかぁ。 パストールももう一度入るが、走り切る事は出来まい。 其れ処か、直後にラジオから「Hydraulic problem, we retire, now.」。 SCインの直前、ジェンソンがセブに突っ込みそうに為る。 可也、際どかったと思うんだけど…冷汗が出た。 後にリプレイが入ってから、解説陣も騒いで居たのだが、此の際のジェンソンの長いラジオが興味深い。 「確かにSCがライトを消した(引揚合図)後のリスタートペースコントロールが(トップの)セブに有るとは云え、あのストップ&ゴーは余りに酷過ぎないだろうか?」。 ジェントルマンらしい表現だ。
F1 2012年 シンガポールGP 決勝-2

SCが引き上げると、フェルナンドが何時の間にか(笑)、3番手に上がって居る。 残り23周をノーストップで走れるか…だな。 SCイン後の1周目に、ミハエルがジャン(ベルニュー)に追突。 ジャンがマシンを降りて、待って居るミハエルに歩み寄る。 固唾を呑んで見て居ると、ミハエルが一言掛ける(「申し訳ない」位は云った様に見えた)とジャンがミハエルの肩に手を廻す…やれやれ、ミハエルも漸く大人に為ったらしい。 ポイントも見えて居た、ジャン(21歳も若い)も清々しかった。 「What's happened, there?」のラジオはロスの声? フロントタイヤに熱が入って居なかったのかも知れないが、明らかにミハエルのブレーキミスだ。 2台が止まったのはエスケープゾーンだったのだが、再びのSC。 此れで上位はタイヤ交換せずに行けるだろう。 先のSCでステイアウトだった各車はPI 。 だが、隊列が整って居る分、ポジションはガタ落ちに為って仕舞う。 今度はSCの周回も短く、43周目に再々スタート。 フェルナンドがジェンソンの隙を狙うが… まぁ、安全運転でどうぞ。 DRSが使える様に為った時のセブとジェンソンのギャップは1秒5。 レース時間の制限(2時間)が先に来そうに為り、画面には周回数では無く、残り時間のカウントダウン表示される様に為る。 残り7分を切って、1、2位のギャップは5.5秒。 ヘルメットトップのLEDを輝かせて、セブがトップチェッカーを受けたのは、予定よりも2周短い59周目。 ジェンソンには9秒の差を付けた。 フェルナンドはニコニコの3番手。

F1 2012年 シンガポールGP 決勝-3
其れでもこう遣って、セブを祝福出来るジェンソンは好きだなぁ… 小生には絶対出来ない事だ。

F1 2012年 イタリアGP 決勝2012/09/09 22:59:15

フェラーリの聖地、モンツァ。 Q1/Q2ではトップタイムだったフェルナンドはマシンにトラブルが有った様で、10番手に甘んじる。 スリップストリームで、タイムを延ばし合ったフェリペは作戦奏功?して、3番手のポジションに滑り込む。 此の時点での見所は、フェラーリ会長、ルカの派手な舌打(変な表現だが)とルイスとフェリペが肩を組んでカメラの放列の前に立ったシーンかな。 あ、ティフォシの憎まれ役、PPはルイスが買って出ました(笑)。 コンマ1以上放されたが、2番手にはジェンソンが入り、2012年初めての予選、ワンツー。 可夢偉の9番手(グリッドは8番)は褒めても良さそうだ。

決勝:
シルバーの2台に続く赤い車はフェルナンドでは無く、フェリペ。 ティフォシの期待は、10番手よりも3番手? 其れとも矢張、赤い星は青のリージョン(オヴィエド)から来た男の方か?
フェリペは珍しく?好スタート。 ジェンソンの前に出て、1コーナーではあわやルイスの前に出ようかと云う勢い。 しかし、先頭を譲らなかったルイスは速い。 DRS可能に為る迄に2秒のギャップを築く。 フェルナンドもオープニングラップで7番手に迄ポジションアップ。 3周目にはキミを抜いて、6番手。 其前のミハエル(セブに抜かれた)のマシンはストレートが速いんだよねぇ。 でも、7周目のストレートで前に出て、次はセブがターゲットだ。 赤い観客はオーバーテイクショーにやんやの大喝采。
15周を過ぎると、2ストッパーの連中がタイヤ交換を始めるが、上位ではミハエルから。 17周目にセルジオがキミを交わして行くが、キミはタイヤ交換に入る。 19周目にジェンソンがフェリペに追い付き、華麗に交わして行く。 如何にもジェンソンらしく綺麗な追い抜きだ。 此れで、マクラーレンのワンツーに戻る。 翌周、フェリペが PI 。

F1 2012年 イタリアGP 決勝
21周目にセブとフェルナンドが同時PI 。 ピットレーンで並走状態に為って仕舞い、フェルナンド… アンセーフリリース? 大丈夫か?? 此処はモンツァ、御咎め無し。 いや、フェルナンドが巧く「引いた」と云えるだろう。 コースに戻ってから、フェルナンドが果敢にセブを料理に掛かる。 セブの寄せ方は危ない感じだったが… 審議の結果、セブにはドライブスルーペナルティ…だよねぇ。
29周目には、フェルナンドがセブを蹴落とす。 一方で、23周目にジェンソンがタイヤ交換。 翌周にルイスが入る。 マクラーレンの2台は順調に1ストップ作戦を履行。 29周目、未だPI して居ないラップリーダーのセルジオをルイスが交わすが、翌周にセルジオが漸くタイヤ交換して、キミの後ろの8番手で戻る。 ルイス&ジェンソンのワンツーコンビが快調に飛ばして、フェリペとフェルナンド(此処迄来た)の3・4番手とのギャップを広げに掛かる。 当然、フェリペはチームオーダーに泣く事に為るのだろう。 40周目にラジオで、「フェルナンドがDRSギャップに来た」と云われて、止むを得ずに譲る。
34周目、なんとジェンソンのマシンがストップ! 燃圧トラブルだが、ティフォシの呪いに違いない。 キミを追い回して居たセルジオが、36周目に前に出たのだが、オーバーシュート気味で、透かさずキミに抜き返される。 翌周、再び前に。 一方、ドライブスルーの後、マークの後ろに為ったセブが38周目に前に出ると云う8位争い。
40周目のオーダーは、ルイス、フェルナンド、フェリペ、セルジオ、キミ、セブ… セルジオのペースが矢鱈と良いので、フェリペはポディウムポジションを守れるか。 いや、44周目にアッサリ…と云うか、スピードに差が有り過ぎる。 さぁ、フェルナンドはセルジオの後塵を拝する事に為るのか。 フェルナンドも自己ベストで逃げるのだが、セルジオは全体ベストで、追い付いちゃう。 驚きの速さだねぇ。 セルジオはフェリペの後釜に収まりたいのなら、遠慮したらどうなんだろう(笑)。 いや、46周目に並ぶ間も無く抜いちゃった。 11秒前に居るルイスに「奴は速いぜ」のラジオが飛ぶ。 ま、残り5周だから… でも、最後迄ペースを落とせずにグリーンを並べて、チェッカーフラグを受ける。
48周目、「急に止まるかも」とラジオで云われて居たセブがリタイヤ。 矢っ張り、P3の時と同じくオルターネイターのトラブル。 50周目にマークがスピン…ウォールキッスこそしなかったが、エンジンの回転が上がらず、ジ・エンド。
此れで、フェルナンドが年間チャンピオンに近付いたんだね。