飯田商店 44回目2017/08/03 23:23:00

前夜は遅かったのだが、4時間の睡眠で此朝も初電…だが、方向は逆で西に下る。 こんな事をするのは、飯田商店の限定の時だけ。
飯田商店 44回目-02
颱風5号からの濤に洗われる根府川駅近くの岩礁。

前週の冷やしの限定、「秘伝豆乳とスダチ酢の冷やし麺 ~山葵を効かせて~」をミスって仕舞い、とても落胆したので今回は是が非でも、の勢い。 涼しい朝が急ぎ足にも優しい。 そんな歩調で到着すると、既に3名が御待ち。 飯田さんのツィートに依ると22喰だそうなので、余裕。 車で来なくても間に有ったので良かった。 7時に受け取った整理券。
飯田商店 44回目-03
ん、5番? そう、一人で複数の整理券を貰うのもOKなのだ。 5枚もリクエストされた人が居らしたので、13名に合計23枚の整理券が此の時点で配られた。 全てが「小麦ヌーヴォー」では無いのかも知れない(限定希望の数をスタッフの方がカウントして居らした)けれど。 再集合の10時50分迄の過ごし方は内緒(笑)だが、10時半迄に64枚の整理券が配られて居る。
飯田商店 44回目-09
夜の花火大会を含めた御祭の序での方もいらっしゃるのかしらん? 平日にしてはとても御客様が多い。 「約3時間並んで未だに食べられず」なんてツィートも発見。(此方のツィートをトレースすると、喰べ終わる迄4時間近く掛かって居る見たいだが、「うまかった」で締まりました) 今回の限定は「小麦ヌーヴォー」で「新小麦のつけそば ~両極端の出汁で~」と為って居る。
飯田商店 44回目-01

飯田商店 44回目-07


飯田商店 44回目-04
「Two in One」構成。 漬汁2杯に見合った分量の太麺は何と、335g。 開店前にスタッフの女性が麺量に就いて丁寧に説明をされて、女性や連喰者にボリュームを加減するかどうかを打診されて居た。 飯田さんもシニアな小生に「無理しないで下さいね」と仰るが、朝喰抜いて来たんだもんね(笑)。 此れだけ麺が有ると、思いっきり麺喰出来る。 「小麦ヌーヴォー」なのだから、一番香りを楽しめる喰い方が好い。 飯田さんのこんな太麺は珍しいが、馨しいねぇ。 土の薫り迄伝わって来る様だ。 海苔が3枚添えて有ったので、1枚は麺を巻いて直喰を共にした。 不思議なマッチングで、山と海かと思えて仕舞った。
飯田商店 44回目-05
如何にも飯田さんらしい清湯淡麗な醤油の漬汁。 鶏油と海苔に細三つ葉…風雅が薫る3点の絶妙さに感心する。 サラサラのタッチなので、太麺との絡みは細麺の様には行かないのだが、麺自体のテイストを感じ取れるのは此方だ。

飯田商店 44回目-06
「『とみ田』さんに御世話に為って…」と飯田さんが仰る。 前日には御本人が来られたそうだ。 そんな魚介豚骨風味の濃厚漬汁には魚粉も加えられて居る。 此れが「とみ田謹製」との事。 海苔が1枚最初から浮かべて有る。 濃いテイストの中に飯田さんらしいスキっとしたニュアンスを感じ取れる。 佳い味わいなのだが、ヌーヴォー小麦でもやや圧され気味に為る。 でも、麺の太さとの相性なら此方かも。

飯田商店 44回目-08
喰後に麩麦茶(サッパリの麦風味が爽やか)と新小麦の銅鑼焼(餡の甘さ程々、喰感も良くて上出来:スタッフの御兄さん作だそうです)が饗される。

2017年の「小麦ヌーヴォー」は「饗」と「飯田商店」だけの訪麺と決めて居たので、此にて終了。 此夜に予定されて居た海上花火大会は颱風5号の濤(「うねり」と読むには無理が有る)の為、6日の予備日も含めて中止との事。 あらら… でも、帰宅して体力温存するには丁度良かったかも。 大変な長寿颱風だが、老いて益々御盛んな様です。 肖りたい物っすね。

今日の蔦 其の2412017/08/04 23:23:00

巣鴨経由でオフィスへ向かい、昼休みに再訪と云うパターン。 「煮干ですか?」とタミ君やスタッフの方に訊かれるのだが、「蔦」の煮干なら気にする事も無いのだろうが、敢えて其れを頂かなくても…と再提饗為った「煮干Soba」では無く、「醤油つけSoba」を御願いした。

今日の蔦 其の241-1
ホースラディッシュのソースを麺に擦り付けて直喰。 此の麺喰は特に好みだ。 チャーシュウとソースの相性も良くて、大いに結構だ。

今日の蔦 其の241-2
綺麗な渦巻模様の漬汁。 とろりマイルドなタッチと上品な醤油感の組み合わせに麺を落として… 好いコラボでヤッパ美味い。

53's Noodle 麺や五味@NEKTON藤沢 其の692017/08/05 01:01:00

金曜日の夜、辰也君の処でシニアワインエキスパートのCさんと久し振りに待ち合わせ。 そんな時に限って週末仕事の準備に追われて、漸く到着したのは既に21時。 すっかり御待たせして仕舞いました。

53's Noodle 麺や五味@NEKTON藤沢 其の69-01
電車の中を走って来たので、先ずは此方で喉の流れを整えて置かなくては為らない。

此夜はCさんのセラーから2本持って来て頂いた。
53's Noodle 麺や五味@NEKTON藤沢 其の69-02
既にCさんが大分飲まれた1本目は、「タケダワイナリー」の「サン・スフル 赤」。 ベリーAの100%だそうだが、らしく無い力強さは流石は山形の名門なのだろうか。 名前の通り酸化防止剤を入れて居ないとCさんに教わった所為か、雑味の少ないピュアな印象。 ノンフィルターの効用でも有ろう。 微発泡感が有り、故に王冠で封印されて居たそうだ。

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2本目は「朝日町ワイン」の「マイスターセレクション キュヴェ メルロー」。 此方も山形のワイナリーだが、サミットの正餐にも採用されたと云う実力派。 其処の旗艦ボトル。 メルローの特質を綺麗に丁寧に引き出した印象で黒系のベリーの芳醇な香りが素敵だ。 其れに此の種らしい味わいが包み込んで来る。 細かい肌理の弁えたタンニンも控えて居り、此れは逸品ですね。 流石はCさん。

此夜も「売切御礼」の貼紙が出された賑わいの中、辰也君がワインに合う様にと用意して呉れた摘み2種。
53's Noodle 麺や五味@NEKTON藤沢 其の69-04

53's Noodle 麺や五味@NEKTON藤沢 其の69-05
うん、有難く頂きました。

「53's式鮮魚つけ麺」とか「アラ汁味噌つけ麺」とか呼ぶらしい。
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丁寧に盛り付けられた麺は何時もよりも太い平打。 チャーシュウ3種類と焦葱の上に貝割、蜜柑、白髪葱が飾られて居る。

53's Noodle 麺や五味@NEKTON藤沢 其の69-07
漬汁は御魚満載感が凄い。 天国屋直伝だそうで、何でもアラ汁に10種類もの魚介を投入したと伺った。 適度な酸味と鮮魚感の味噌… うん、此れで諄さとか執拗さとかが出ないのが大した物で、旨味だけが上手く抽出されて居る。 こんなテイストも巧みに造る物だと感心。