幸亭20172017/08/16 01:01:00

前年は御店主のMさんファミリーにベイビーが誕生し、「臨休」した「幸亭」が復活。 嬉しい事に再び誘って頂いた。 奮発した?ワインはロックスオフから送って置いて、いそいそと扉を叩く。 多摩川の花火大会の夜にオープンする「幸亭」なのだが、8月の悪天候は此夜も敵役に徹しての大雨。 残念乍、花火大会は中止に… でも、「幸亭」の料理は花火同様、いや其れ以上に素晴らしい。 漸く新調したオリンパスのPRO標準ズームレンズ(此迄は唯一所有して居るパナライカが担当して居た守備範囲なのだが、オリの「大三元」自摸りましたww)のデビューは、此の料理と決めて居た。

何れを頂いても玄人跣のMさんの料理。 飾り付けの巧みさも充分に。
幸亭2017-01
唐揚とマッシュポテト。

幸亭2017-02
串揚、其の1

幸亭2017-03
串揚、其の2

幸亭2017-04
市場で直接仕入れた鮪。 素材の良さは云う迄も無いのだが、施されたテイストや焼き具合の丁寧さ、緻密さが凄い。 此れは超絶美味!

若林さんが選んだ自然派ピノの白が良くマリアージュ。 「モンテリー・ブラン・キュヴェ・ミス・アルマンド」、当然のブルゴーニュ。 アンドレ・ポルシュレ氏が孫娘に伝授した醸造、とか云われて居る。 尚、ミス・アルマンドは孫では無く、ドメーヌの中興の祖でアンドレ・ポルシュレ氏を養子に迎えたと云うから養母に当る。(こう云う話は程々にする…と漸く学習した) 流石に美酒と云える。 百合や梔子の様な艶やかな香りに柑橘系の甘酸っぱさが溶けるのは、輝く薄いゴールドの液体。 華やぎよりも落ち着いたエレガンスに寄せて、隅々迄気が配られて居る印象。
幸亭2017-05
主役のベイビーを背景にしたのだが、狙った通りのボケ具合に満足。 矢っ張り、「違うレンズ」で有る。 ボトルの方をボカしたフォトの存在は明かせない(笑)。

1本目の赤は、サンテミリオンの18年物。 「シャトー・サンソネ」、スモーキーな印象が強く、相手を選びそうだ。 一寸だけピークを過ぎたのかな…って感じもするが、完熟した黒系果実の仄甘さがシルキーな液体で運ばれる。
幸亭2017-06
2本目の赤は、「パラスコス・スカーラ」。 フリウリのメルロとバルベーラ主体の濃厚なタイプだが、2009年は特別なヴィンテージらしい。 此方も熟成感の高いブラックベリーだが、樽香なのかバニラのニュアンスが有り、酸味とミネラル感が高い。
幸亭2017-07
御母さんも豪快に行きます(笑)。

実はMさんのカクテルには定評が有る。
幸亭2017-08
此れはモヒートにパイン…だったっけ? 此後にパインが登場したのは記憶して居るのだが…

いやぁ、楽しい時間は流れが早い。 すっかり御馳走に為って引き揚げる。 花火は残念だったが、楽しい一時。 2018年は広角レンズが役に立ちます様に。

みよし鮨でうな重2017/08/16 23:23:00

「みよし鮨」が鰻を始められて2年目。 オフィスを休んで、漸く頂くタイミングを確保。 昼も予約の御客様で満席と大繁盛。 天麩羅と鰻の腕には定評の有る大ちゃんが90分掛けて捌き、焼く。 最初はキンキンの生。
みよし鮨でうな重-01

偶々一緒に為った常連さんと冷酒のグラスを重ね乍、待つのも楽しみの内だ。
みよし鮨でうな重-05

摘みは軽く、一寸だけに。
みよし鮨でうな重-02
白魚。

みよし鮨でうな重-03
特別中の特別な特別の雲丹。 「超」が付く貴重な逸品。

みよし鮨でうな重-04
然り気無く出て来る厚岸の牡蠣。

普段は「みよし鮨」ではフォトテイクはしないのだが、鰻を宣伝したくて新しいレンズを装着した OM-D E-M5MkII を取り出した。 此のレンズも凄いぜ…

愈々、鰻重が目の前に。
みよし鮨でうな重-06
ず~っと匂って居たのが、目の前に…元々、「みよし鮨」らしく高いクオリティの鰻は前年よりも更にグルードアップして、フカフカ以上の喰感。 何十年と云う時と味を重ねたタレを引き継いだので、最早、専門店も跣で逃げ出す程だ。 最高鮨のみよしさんだから、御米は特級中の特級。 此の組み合わせは無敵。 そして吃驚御徳なプライス。 儲けてるのかしらん?と心配に為る程だ。 成程、大人気も当然で、9月迄の分として契約した数も既に残りを数える位に為っちゃいました。 もう1回頂けるかしらん?