そばはうす金色不如帰 其の1392017/08/06 23:23:00

日曜日の朝、駅への道で季節外れの不如帰の鳴き声を聞いた。 此は吉兆、と勇んで「金色不如帰」へ向かう。 今回の限定では整理券の配布は無いので、開店時刻迄店の前で待って居なければ為らない。 そうすると6時台から過ごすのは厳しいので、9時前に仙り着く湘南新宿ラインに乗り込む。 扨、何番目かとドキドキし乍、最後の角を曲がる… 御一人だけが御待ちでした。 良かった!
そばはうす金色不如帰 其の139-1
其後、見知った御顔が集われて、3時間もの長い待時間を短くして下さいました。 10番目の方が開店1時間一寸前に到着されたが、限定では無い注文をされた方も居らしたので、結局、何時に着いた方迄が限定に間に有ったのかは不明。

徹夜明けの山本さんが丁寧に調理して下さった一杯。
そばはうす金色不如帰 其の139-2
おぉ~と目を見張る様なルックス。 白いスープは生クリームを合わせた蛤と鶏。 特に蛤風味の存在感が凄いのだが、其れだけでは無くて、たっぷりの貝柱風味に昆布が宿る。 もっともっとの材料なのだろうが、複雑な美味さで此れ以上は謎だね。 具材に用意された玉蜀黍はスープにも居る見たいだ。 流れる様な喰感、喉越のやや細い麺が、テイストと冷たさにドンピシャ。 解した貝柱とは別に大振りの帆立が目に付く。 酢橘のピースを挟んで居ると云う細かい気配りの憎さ。 「羅臼の一寸南」から来た帆立の美味さは、こう云っては何だが、帆立好きで美味しい貝柱を結構喰して来た小生も唸る様なクオリティ。 主役補佐の玉蜀黍は勿論、アスパラやチャーシュウも抜かり無い。 デザート代わりのシナモン風味にローストされた梨が御洒落ですね~ 此の味わいは云うに及ばず、此処に至る道程に最敬礼の一杯。 素晴らしい!