今日の piccolo zio 其の16 ― 2017/02/08 01:01:00
気分的に一寸スランプ。 筆が進まないねぇ~ 亦々、バックログを溜め込みそうだ(汗)。
残念な「コロコロ」撮影に為って仕舞った成城学園前からロマンスカーに乗り継いで、本鵠沼へ。 一月の御無沙汰を続けたマッツンの処へ。 暖かい店内に漸く一息吐く。 腰の具合が心配なマッツンだが、小康を保てて居る見たいだ。 大事にして頂きたい。
ワイン、1本目は此。 「シャソルネイ・デュ・スッド キュヴェG」 あのフレデリック・コサールがラングドックに処を変えて醸造するボトル。 自然派の彼を若林さんはとても評価されて居る様に思う。

グルナッシュのモノ・セパージュ。 タッチが滑る様で有り乍、確りしたボディ。 どちらかと云うと甘さにシフトして居て、酸味は抑え気味。 コントロールの利いたタンニンも特筆出来る。 此は美味いし、小生の好みにビンゴ。 マッツンと若林さんの目利に感謝。
小生の目撃情報が「渦」で広まった様(笑)で、常連のS棟梁が態々移動して来て下さる。 更に此のワインを御馳走に為って仕舞いました。 棟梁との御話は含蓄に富み、勉強に為ったり、興味深かったり… あっと云う間に時が流れる。

「SP68 ヴィットリア・ロッソ アリアンナ・オキピンティ」は、細々里(シチリア)のワイン。 セパージュはネロダーヴォラとフラッパートと云う地元の品種で構成される。 此の組み合わせって、此処の DOCG ではマストとの事。 「アリアンナ」は女性名なので、後刻調べて見ると、才媛で美人さんの様で行動力も抜群…って処の様だ。 「SP68」はカンティーナの中を走る道路の番号だそうだ。 濃いカラーだが、テイストは其処迄では無く、親しみ易い構成。 1本目に比べる所為か酸味がやや立って居る印象だが、黒い果実感の中に湿った森のニュアンスが潜む。
前菜盛り合わせ。
胡瓜のビール漬。 豚バラ肉と人参のマリネ。 メカジキとトマトの地中海マリネ。 ネーブルオレンジのサラダ仕立。 ショヘ~何れも抜群の味わい。 バラ肉、美味い。 オレンジをこんな風に頂くのは初めてかな…
焼蚕豆のチーズ添。
もう蚕豆…鹿児島産との事。 厚い鞘からそっと取り出して、極上の塩とチーズを合わせる。 蚕豆も御洒落に為ったモンだ(笑)。
目の前にとても美味しそうな伊太利亜麺麭が…
フワモチの極上タッチ。 ローズマリーの風味が堪りません。 オリーブオイルに先程の結晶の大きな塩がとてもフィット。
伊太利亜のオムレツは「フリッタータ」と云うのかしらん。
カウンターの上に置かれて居ると頂きたく為る。 可愛い御皿で提饗されたが、トマトと玉子に…何が入ってんだろう。 兎も角、美味いのだが。
メインディッシュは此れ、牛肉タリアータ。
前回頂いたカツレツも美味かったが、此方も特上。 タリアータはカットして提饗するステーキを云うらしい。 小生の様な者の口には滅多に入らない高級肉… チーズに絡めて頂くと、まぁ美味い事と云ったら… ルッコラやトマト、ベイクした菜の花やスナップ豌豆…後は何だっけ、と野菜もたっぷり。 贅沢しちゃいました。
飯田商店 39回目 ― 2017/02/08 23:23:00
結局、1月には伺えなかった湯河原の飯田商店。 漸く時間を見付けて「快速アクティ」に乗り込む。 何時もの様に XZ-10 で車窓から撮って見た。
酒匂川。
何時も撮る根府川付近の岩礁。 アップにすると海鵜が居るのが判る。 日本画調?にして見たが、走る電車から撮ったにしてはマシ。 少し明る過ぎだったけど。
湯河原駅に着くと逸る心が足を急かす。 14時30分近くなのだが、20人程が御待ちで、30分程並んで入店。 久し振りに飯田さんの拝顔の栄に浴する。
今回は「醤油チャーシューめん」を選択。 飯田さんのチャーシューは何れもとても好き。 此の秀逸なスープと麺に此のチャーシューで、もう世界の果て迄無敵なので有る。 特記して置きたい細い三つ葉。 然り気無いハイクオリティに陶然。 言葉も無く耽溺して辞去。 次回の訪問は何時に為って仕舞うんだろう。