饗 くろ喜@秋葉原 其の832016/11/24 23:23:00

「リールカフェ」の高村さんから「山中湖は大雪です」と伺ってから、玄関を開けると薄らと積もって居る。
饗 くろ喜@秋葉原 其の83-1
東京で11月の積雪(仮令0センチでも)は初めてだろうが、湘南ではもっと珍しい。 今回も雨雪のボーダーは横浜付近に引かれて居た筈だ。 こんな天気は「饗 くろ喜」の行列にどんな影響を与えるのだろうか? 秋葉原に着いても積りこそしないが、雪は本降りだ。 傘を手に30分待つのとシェードの下で1時間待つのと何れが良いかと云う判断で、後者を選択。 すると「早過ぎでしょう」と黒木さん。 県境さんが直ぐに到着されて、待時間が短く感じられた。 此日は限定が2種類有って、佐野さん所縁の一杯が「道産雲呑そば」で、もうひとつは「甲州地どりのあぶらそば」。 提饗期間が2日間だけの後者かとも思ったのだが、スタンプラリーの景品が欲しくて(笑)、前者。

饗 くろ喜@秋葉原 其の83-2
簡潔なルックスで目を引くのは大きな雲呑。 麺と同じく「春よ恋」の新麦で造られて居る。 餡は矢張北海道の帆立と伺った。 最初にひとつ口に運んだが、ツルリンとした喰感に包まれた帆立にスープが滲みて凄く佳い感じだ。 麺は此迄「くろ喜」で頂いた中では一番の細麺。 柔らかめに茹でられて居る事も有り、色相以上にスムーズなタッチ。 小麦粉の風味が素朴に撓やかに伝わって来る印象。 此方も亦、小麦粉の味を堪能出来る様に製麺されて居る。 更に昆布と鮭節の効いた出汁感の高い塩スープが馴染んだ雲呑をもうひとつ頬張る。 じ~んと仄かな甘味を含んだ旨味が拡がり、流石は黒木さん、手練れの技が光る。 緑は細身の青葱だね。

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