未明のパール富士 ― 2016/10/15 03:58:22
一番の友人が逝って仕舞った。 早目にオフィスを出た金曜日の夕方、全天を焦がす凄まじい迄の夕焼をカメラも持たずに呆けた様に眺めて居た。 何事にも熱心な彼の大団円を飾って居るのだ。 流石に寝付けずに深夜の空を見上げると、久し振りに冴え渡ると表現したい夜空に月が凛然と耀く。 数多の想いが誘(いざな)われるが、其れは言葉や文字には為り得ない感情だ。 ふと、「十三夜」を過ぎた月の位置の「妙」に思い至る。 富士山に沈むんじゃないか? 簡単なシミュレーシュンの結果、少し北に行くだけで見られると判明。 此れは彼の導きだと勝手な解釈をして、今度は E-M5MkII を持って15分程ローカルな高速道路を移動。
此の1枚も想い出に為るのかな。 月齢は 13.8 って処だが、富士山はとても暗いのでノイズが酷い。
此後、幾つかの記事が日付の関係で此の記事の下に追加される事に為るだろうが、特例として御許し頂きたい。