ピチーチ2016/03/20 23:23:00

もう100回も伺って居るのだが、ちゃんとブログに書いた事が無い。 地元のワインバー、「ピチーチ」。 開店当初から気に為って居た御店。 駅近くの通勤路に面して居るのだが、全面硝子張りで店内の様子は良く判る。 開店してから半年以上眺めてばかりだったのだが、或る雨の夕方、扉に手を掛けた。 開店時刻の数分前だった様だが、オーナーソムリエの浅井さんは快く通して下さった。 其れ以来、シニアワインエキスパートのCさん御夫妻、旧知の友人、渦・渦雷のオーナーやスタッフも御一緒した。 渦雷の二人が喰べた量はピチーチ記録と為って居る…かも知れない(笑)が、其の直ぐ翌日に浅井さんが差入れを持って、渦雷を訪ねて下さったのは嬉しかったなぁ。 通う内に何人かの常連さんの知己を得て、ピチーチで過ごす時間が更に大切に為った。 そんなこんなで伺う機会が増えて、今日に至る。

通常は18時開店(26時閉店:月曜日定休)だが、此の日曜日は常連の御穣さんと16時30分に待ち合わせた。 此日から夕方の時間帯限定で珈琲が提饗される事に為ったからだ。 未だ告知が為されて居ないプレオープン的なスタートだが、「『御伝えした方』は全員来て下さいました」と云う状況。 珈琲タイムのバリスタはYさん、素敵な女性で有る。 其の時間帯でもワインを出せる様にと浅井さんもカウンターの中に居らっしゃるので、「粋な光景」なのかも知れません。 実は…小生は珈琲を得手として居ない。 どうにも胃が受け付けて呉れない感じなのだ。 でも、折角の「Yさんタイム」なので、ノコノコと遣って来た。

ピチーチ-01
アイスコーヒーも出来るんだ… 不思議(では無いのかも、だが)とアイスコーヒーは御腹が拒絶しない。 凄く丁寧にYさんが淹れて下さったグラスに浅井さんの笑顔を添えて見ました。 尚、Yさんの撮影は御断りして居りますwww。
ピチーチ-02
あ~、小生なんかでも判る。 此のアイスコーヒーは「普通」じゃない。 豆が…とか、淹れ方が…なんかは語れないが、丁寧さとか気持とか、そんなニュアンスが伝わって来る。 此れは素晴らしくも美味しい。

御店でケーキを頼んだなんて、学生時代のデートの時以来じゃないかしらん? 自宅や何方かの御宅で頂く事は有るけれど…
ピチーチ-03
チーズケーキ、「ベイクト」と云うから表面を焼いて有る…んだよね? 白いのはヨーグルトをどうとかこうとか…スミマセン。 いや、甘露、甘露。

メニューに有る様に珈琲タイムは17時迄。 オープン時刻は現時点では15時。 第一、三日曜日の限定営業の予定です。

17時に為ると「夜の浅井さん」(「暗い浅井さん」とも呼ぶらしい)が、ワインバーのメニューをカウンターに置き、Yさんもカウンターに着かれる。 前後してHさん到着。 Hさんには初めて御目に掛かったが、Yさんの夫君ですってさ。(小生同様にホットコーヒーは受け付けない(!)そうです) 出張帰りで空港から直行されたHさんの御土産が此れ。
ピチーチ-04
「Apple Cat」と云う彼(かの)国のスピリッツとか。 淡いフルーツの香りと甘味では有るが、アルコール度数は高そう。 日本の果実酒はホワイトリカーだが、此れは何なんだろう。 現地の人は此れをパカパカ飲むそうです。 そう云えば、一寸気に為って居た手の震えが此れで止まった…って、ヤバクね? > 小生。

更にHさんが箱買いされた「フォー」も頂いちゃいました。
ピチーチ-05
どうするとこんなに下手糞に撮れるんだろう。 「Apple Cat」の所為にしよう。

其れを浅井さんが調理して呉れました。
ピチーチ-06
わぁ、すんごく美味しいんですけど! 塩胡椒でスパイシーに仕立てて、其処にベーコンや茸の旨味が出て、米の麺にとてもマッチする。 浅井さん、Hさんの御蔭で特上夕喰が頂けました。 「17時~18時」と云う「空白の1時間」為らではの御好意に感謝です。

此方は「参考調理」。
ピチーチ-07
御一緒して下さった常連のS御穣様が翌日に調理された作品。 豆乳とパクチーとチャーシュウ…此方も美味しそう。

で、此後…4本飲んだ。 4人で、だからまぁ大した事じゃない、よね。

ファットリア・レオナーノ・コマンダトール・エンリコ・ロッソ
ピチーチ-08
先日飲んでとても気に入ったサンジョヴェーゼ。

ラ・カシーリャ ボデガス・イ・ビニェードス・ポンセ
ピチーチ-09
西班牙(スペイン)のマイナーの雄?、ボデガス・ポンセ。 「ボバル」なんて品種、知りません。 でも、雑味を感じないノーブルなタッチで好感が持てる。 アフターバランスが良くボディも確りして居るので、案外、長持ちしそうな気がする。

キンタ ファフィデ ファフィーデ ドウロ レゼルヴァ
ピチーチ-10
此方は隣国の葡萄牙(ポルトガル)。 「ティンタ・ロリス、トゥリガ・フランカ、トゥリガ・ナショナル」 はい、此等も全部初めての葡萄だが、「牙」は感じないエレガントな印象。 正直云えば、メモを取らなかったので、ポンセとのイメージが混ざって仕舞った(汗)。

インパリ ヴィニエティ ザブ
ピチーチ-11
此れは以前にも頂いた細々里(シチリア)の1本。 「ネロダーヴォラとメルロー、シラー」、良かった全部知って居る。

御仕事本番の浅井さんを置いて、4人で向かったのは何とカラオケ、此方も相当に久し振りだが、チーズケーキ程では無い。 若い人達に混ぜて頂いて、大いに楽しんだシニアの小生で有る。 此れも「ピチーチ」の恩恵と有難く感じて居る昨今、今夜も亦、足が向くのかも知れない。

コメント

トラックバック