食堂酒場 グラシア 其の21 ― 2015/11/05 01:01:00
2週続けてグラシアでディナーと云う贅沢。 早い時刻に待ち合わせたのは、オルガニストの森さん。 音楽を極めて行こうとされる方の哲学や生きて行く様は、小生の様な凡人との差が大きく、関心するやら驚かされるやらだ。
此夜もマスターとマダムが素敵なライナップを組み立てて下ったのだが、最初に信州は「五郎平米」の炊き立てをピュアに、そしてグラシア自家製のキムチで頂く。 特別なコシヒカリの様で、久しくこんな銀シャリをこんな風にはロにして居なかったなぁ。
改めまして…と乾杯。
魚介でスタートしたので、ワインは白から。 此夜もゴイチのシャルドネ。
天然フクラギのカルパッチョ。 「脹脛」って何だ(笑)? フクラハギでは無くて、「フクラギ」だそうで、ハマチの若魚。 「出世前」の鰤って事だね。
カルパッチョとしては、分厚くカットされて居るのだが、「フクラギ」のサイズなら此れ位が一番美味しい様に思う。 新鮮で「超」が付く程に美味。
的矢地蛤のバジルソースグリル。
やや辛さを残したアーリーレッドと調和したテイストの蛤。 サイズ的にも丁度喰頃でソースが憎いねぇ。
此方も新湊直送の「バイ貝オーブングリル」。
頑張っても最後がチョン切れちゃうのよねぇ~ でも、此のオリーブオイルの風味はとてもマッチして居て、とても佳い。
一旦休憩…見たいな感じで、ブルーチーズ。
では、ワインも赤に…
ドメーヌソガ サンシミ ヴォルプチュー2012年。 Voluptueux は、「エロな」と云う意図だろう。 化学の力を極力避けて…と云う、Sans Chimi と合わせて、曽我さんの哲学が籠ったボトル。
チャーシュウエッグ。
洋喰屋さんぽいメニューだが、チャーシュウの味わいが目玉焼に滲みて、素朴な美味しさ満点。 こう云うのもイイネ!
仙台牛A5カルビロースト卵黄乗せ。
宮崎牛A5ランプステーキ。
前週に引き続いてのゴージャス皿。 御肉大好き、牛肉最高!
信州野菜の甘煮漬。 胡瓜、茗荷、蕗、ゴーヤ… だね。 和喰屋さんでも有るグラシアだ。 御腹に余裕が有れば、「五郎平米」で頂きたい。
前回、麺友のマリーさんと娘と3人で伺った際に当方の勘違いで、紹介もせずに非礼を重ねて仕舞った。 仕切り直しをしなくては、ね。