金星・火星・木星と月 ― 2015/10/10 21:35:04
一生に一度見られるかどうか、と云う珍しい星空。
水星、金星、火星、木星の４惑星と月がほぼ同じ位置に集まる… とは云え、水星は薄明の中、低い高度に居るので肉眼で捉えるのは難しいし、空のコンディションが良くないと双眼鏡でも難しい。 中学生の頃に水星を双眼鏡で探した時にうっかり日出をレンズに入れて、３ヶ月位視野の真中にブラックホールが有った。 幸い回復はしたのだが、視力がガタ落ちして、其れ以来の眼鏡君だ。 前夜にピチーチに寄ったにも拘わらず、午前１時半に起きて２時過ぎに海岸に出た。 思った以上に雲が多く、諦め掛けた頃に渦の芳実オーナーから深夜メールが返る。 更にコメントバックして顔を上げると燦然と輝くヴィーナス。 細月（月齢25.5）も見え隠れする様に為り、コンディションは上昇。
天文薄明が始まって１２分程立って居るタイミングの１枚。 漸く月が薄雲の上迄登ったタイミング。 月の右上は地球照でボンヤリして居る。 ３５ミリ換算の 34mm, ISO800, F3.0 で、1.6秒開けて撮った。 薄明の所為では無く光害（ひかりがい）に依る空の明るさは何とも… 今回は月の配置としては、８日がベストだった様に思える。
地平線に水星が出て来るタイミングはこんな明るさ。 雲が無くても探せないだろう。
日の出の頃には再び雲、雲…
朝霧高原で富士山を前景に撮るプラン（「天体山望」に依るシミュレーション）も有ったのだが、根性無くて断念。 ダイヤモンド富士の場所にも行けたんだろうが…
