饗 くろ喜@秋葉原 其の662015/10/07 12:12:00

大型の颱風が日本の東を北上中で風が強いのだが、其の御陰で快晴の割には涼しい。 オフィスからの朝日。 何処をどう反射して来るとこんな処に太陽が写るんだろう。
饗 くろ喜@秋葉原 其の66-1
丸で此のビルの向こう側に居る太陽がビルを透かして見えて居る様だ。


金曜日を待たずに秋葉原ヘ。
饗 くろ喜@秋葉原 其の66-2
「饗 くろ喜」の秋の限定、「秋刀魚つけそば」を頂きに参上した。 特に「さぬきの夢」と「ハルユタカ」をブレンドした麺を是非とも頂きたかったのだ。 がっつり麺を直喰出来る様に大盛の喰券も購入したら、大ちゃんが「大盛は出来ないんですよ~」。 あらら、ちゃんとそう書いて有るのに読んで居なかった。 で、味玉を乗せて頂きました。
饗 くろ喜@秋葉原 其の66-3
此が着丼。 「麺も美味しいので、麺だけでも喰べて見て下さい」とアドバイスが有った。 勿論、小生も麺を沢山直喰。 黒木さんも自信の麺と仰る様にとても美味しい麺。 都会風の肌理の細かさを持った麺でこんなに風味豊かなケースは少ない。 小麦粉のニュアンスが溢れる麺は多少為りとも素朴な印象の事が多いのだが、此の艶やかさで此の味わいは特筆物だ。 此れは華麗、流麗…と云う麗麺だね。 酢橘(此れは香母酢じゃないよね)を搾り、青葱やみずの実(実と呼ぶが零余子(むかご)でイラクサ科ウワバミソウ属の秋田珍味。初めて頂きましたが、不思議な美味しさと喰感)、赤芽を乗せた豆苗(蚕豆だそうです)の御浸、アンチョビで味付けされたエリンギ等の具も麺に絡めて直喰しちゃう。 いや、此処迄直喰しちゃうのは御法度かも知れないけれど、堪能致しました。

饗 くろ喜@秋葉原 其の66-4
此方が秋刀魚風味たっぷりの塩ベースの付汁。 焼いた秋刀魚のテイストを相当に強く醸し出して居るが、臭みや刳みが無く、大衆魚の美味さを洗練された味に昇華させて居る。 流石は黒木さん、御見事です。 でも、正直に云えば、今回は麺の美味さに惚れて仕舞い、ピュアに頂きたくて、殆どを直喰して仕舞った。 麺に乗せられた秋刀魚は白葱を抱いて居る。 其れに片栗粉を塗して揚げてから更に味付が為されたと云う凝った調理。 其れを付汁に浸して頂くと秋刀魚のデュエット見たいな印象に為る。 付汁にも酢橘を搾り、スープの様に飲んでから珍しく出汁で割って頂いたのだが、其れにも秋刀魚が仕込んで有って、秋刀魚三昧。 最後に柿をデザート風に頂いて御馳走様でした。