饗 くろ喜@秋葉原 其の642015/08/31 23:23:00

葉月晦日。 2015年も2/3が終わった…屹度直ぐにクリスマスだ。 涼しいが、小雨の中を急ぐと上着が要らない気分。 シェードの下が良くて急いだのだが、3番手。 宜しいオーダーだ。 初日の所為か前日のTV出演の効果か、行列は長く、開店時には40名程には為って居ただろう。 此処迄長く為ると列幅が乱れない様に黒木さんも相当に神経を使って居る。 「ビシっと並んで頂きたい」ですよね。

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くろ喜の夏麺の第9弾は1600円だが、鴨と松茸の贅沢な一杯と為った。

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ダンディな器も含めて、ルックスからして豪華だが、付汁には三つ葉や酢橘、松茸が1本(3つにカット)浮かび、鴨肉の旨味溢れる摘入も入って、御吸物の様な風情。 此儘頂いても上品で美しいテイストだ。
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丁寧に綺麗に畳まれた色白で平打気味の長い麺は「ハルユタカ」の小麦粉で打ったそうだが、風味は高いし、加水率の割には腰も充分で餅ぃ喰感が素敵な麺。 其れでも此日ばかりは麺の直喰は少しに絞って、早速に付汁に浸す。 「香り松茸」と云われる様に良い香りが漂う。 勿論、味だって香りに負けて居ないが、勿論、麺を泳がせる事を計算しての味付け。 添えられて居る鴨肉のロースと松茸スープとの相性も最高だし、更に軽い醤油でグリルした真菰筍が野趣味たっぷりで小生の好みだ。 「筍」と云っても、イネ科マコモ属の新芽が黒穂菌に寄生されて肥大化した物。 説明はキモいが、味はウマい。 野菜は緑色して居るが、「蔓紫」だそうだ。

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限定飯の「大根浅蜊御飯」は迷わずに頂いた。 何の御飯に為るかは判らなかったのだが、松茸なら…と前夜から胃袋を調整して居たのだ。 大根と浅蜊の煮汁が掛かった御飯は超美味だが、最後に付汁を御飯に… もう、狙った通り、いや、其れ以上。 いやぁ、美味しい、美味しい、もう1回美味しい。 御腹いっぱい、気分満杯。

尚、気温が下がった事も有り、予定を1週早めて夏麺は此れが徹尾を飾る事に為った。 真にフィナーレを飾るに相応しい作品と為った。 おぅ、2015年の夏麺はコンプリートだ、遣ったね。

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