月地堂 其の62015/08/30 01:01:00

土曜日の昼喰は「3回目かな…」の蔦の葉のカップ麺。
月地堂 其の6-01
結構な鴨感有るし、判り易い醤油のテイストが万人向きで良い感じだ。

藤沢のワインショップ、ロックスオフが経営するレストランの月地堂。 シェフ、まっつんの契約は元々ワンポイントのショートタームだった様で、8月いっぱいで退かれると伺った。 では、最終日の夜に御馴染さんを誘って押し掛ける事にした…のだが、ドタキャン入りまして、予約を入れて居た事も有って、急遽、ピンチヒッターを探す。 ディナータイムには間に合わなかったけれど、横浜からCさんが駆け付けて呉れまして、オーナーもシェフもスタッフも…皆でワインを大いに楽しみました。

実は此日は「Fの日」に当って居て、特別なグラスワインのリストが用意されて居た。
月地堂 其の6-02

で、「シュナン・ブラン」でスタート。
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ロードゥ・フリュイ ラ・クーレ・ダンブロジア(ジャン・フランソワ・シェネ)。 ノンフィルらしい燻んだ印象。 若林さんがシェリー見たいでしょ、と仰るが確かに深いソファーに沈み込んで飲む様なシチュエーションでもアクセプト出来る様なタッチだ。

月地堂 其の6-05
こう云うのは、まっつんが得意とする処だが、ひっじょうに美味しい。 叩き方の絶妙さとソースの美味さったら。 カルパッチョ風の叩きか…

月地堂 其の6-04
前々回に伺った時に「何時か飲もう」とキープした?ボトル。 「ミシェル・ジョルジュ ル・トン・ルトルヴェ グルナッシュ・ノワール デ・アルベル」… 長いんですけど(笑)。「Le Temps Retrouve」(見出された時)は佳き名だと思う。 「失われた時を求めて」を絡めたこんなタイトルの映画が有ったそうだが、洒落て居るでは無いか。 名称通りなのかどうかは議論が有ろうが、グルナッシュに此処迄漲るパワーを持たせられるのか…と云う程のイメージだが、柔らかさ、優しさも兼ね備えて居り、優美な味わいが堪りません。 2013年のボトルだが、此れでセカンドミレジムのヴィンテージだそうだから凄い。 前回頂いた「シモン・ビュッセ」同様に馬で畑を耕すそうで、此方のエチケットにも馬が描かれて居る(牛に見えたけど)。

月地堂 其の6-06
蓮根。 シャクシャクの喰感だが、バルサミコ酢と醤油が黄金比率で交わる。 此れも美味しい。 本鵠沼商店街の蓮池物語にも参加出来そうだ。

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「愛して居る」と迄前回書いた「鮪の生ハム バジル巻ソテー」。 こんなに沢山頂けて、天にも昇ろうって気分だ。

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シグナルカラー(順番が違うけど(笑))の夏野菜が添えられたハンバーグ。 ペッタンペッタンと丁寧に拵えて下さった。 ハンバーグのフカフカのタッチが小気味良いのだが、マッシュポテトが敷かれて居る。 此れが効く… 濃いソースが掛かって居るので、其の効果は尚更だ。 計算の確かさが素晴らしい。

月地堂 其の6-09
シラスと海苔とズッキーニのパスタ。 少しボリュームを加減して頂いた。 此迄の冷製パスタよりも少し太いヌードルが使われて居る。 実はシラスと伺って少し躊躇ったのだが、頂いて見ると磯臭さは皆無で、清々しいシラスが泳ぐ海…のイメージ。 文句無く美味しいです!


扨、ピンチヒッターのシニアワインエキスパートのCさん、ロックスオフ本店をクローズしたクロちゃんも到着。 まっつんも若林さんも厨房を出て、包丁をグラスに持ち替える。

月地堂 其の6-10
ローレンス・エ・レミ・デュフェイトル ブルイィ・ルージュ。 ボジョレーのガメイだが、流石にこう云うボトルをヌーヴォーで飲んで仕舞うのは勿体無い。 軽快で苺のフルーティさが有り、木苺の香りが楽しい。 タンニンも弁えた穏やかさを持ち、スパイシーな印象も併せ持って居る。 熟成も効きそうな印象を持った。 若林さんの華麗と云うよりは放胆なデキャンタージュの技を呆気に取られて拝見して居たら、フォトテイクを忘れたらしい(笑)。 「還元香の取り方」は勉強に為りました。 しげぇ、しげぇ…

月地堂 其の6-11
締めのワインは此方。 「ガイオス・ソプロマズ ツォリコウリ 98」。 何処ぞの原人の名前の様で舌を噛みそうだが、ジョージア(最近は「グルジア」とは発音しないそうだ)の古式床しいボトル。 一応ブランとされて居るが、1800年当時、赤とも白とも付かずに造られた製法(土中に埋めるんすか?)に基づくとか。 瀞味にアプリコットと薄荷が溶けて居て、一寸ステインのニュアンス… 流石に不思議なテイストだ。 Cさんが子供の頃にチューブから薬剤を出して、ストローの先に付けて膨らませた風船の香りがすると仰る。 成程、接着剤系の印象だ。 勉強に為ったし、楽しく、愉快で、美味しい夜だった。 亦、こんな機会が有ります様に。

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