饗 くろ喜@秋葉原 其の572015/07/07 12:12:00

七夕の空は今にも泣き出しそうだ。 此日から本番運用の「ひまわり8号」の目にはどんな雲が見えて居るのだろう。
饗 くろ喜@秋葉原 其の57-1
本番運用開始時(11時)の画像。 カラーで撮れる様に為った(此迄のカラーは着色)。
饗 くろ喜@秋葉原 其の57-4
颱風9号の鮮明な写真…凄いな。 中心に「顔」が見えるし、二つの?目もくっきり。 御丁寧に眉毛も…


祐貴君再登板の「味噌の陣」に伺う予定だったのだが、「饗 くろ喜」の此先の御休み情報が届き、急遽、秋葉原に進路変更。 「夏麺」の第2弾は「冷やし坦々鶏そば」。
饗 くろ喜@秋葉原 其の57-2

待って居る間にずっと考えて居た。 御飯も頂くかどうか。 此日迄、「松阪牛油飯」が提饗されて居る。 絶対美味しいのは、判る。 でも、「油」は避けたいし、夜に備えて御腹置きたくも有る。悩んだ結果、今回はパス。 廻りの皆さんが召し上がるのを拝見し、残念だ… で、此!
饗 くろ喜@秋葉原 其の57-3
凄く手の込んだ自家製辣油。 辛さは程々で旨味充分、十二分。 合わせるのは、当然の白胡麻。 うん、甘くて辛いの担々スープだ… ライトな酸味が爽やかにアピール。 少し山椒?、花椒かな?で、ピリビリ感が出る。 そして、冷たい。 何の違和感も無いのは、其れだけ味わいと温度がマッチして居る証拠。 只、冷たくしても美味しい訳が無い。 乗って居るそぼろは鶏をトマトで煮込んだ物を使って居る。 此れが亦、美味しいし、良きコラボなのだ。 赤味噌のソースが施されて居り、此れも計算高い(笑)。 貝割の緑が良いアクセントだ。 麺は幅広の平打麺。 淡深緑色なのは小松菜を練り込んだからだそうだ。 此れも佳麺で有り、風味も上々。 何時も乍、素晴らしい。

七夕の短冊に書く願い事2015/07/07 23:23:00

七夕については、過去に4本の記事が有る。 相当前に書いた物だが、以下にURLを紹介して置こう。





奥さんから「何で短冊に願い事を書くの?」と問われたので、其の話を纏めて置きたい。 先ず、「何故、『笹』なのか?」と云う件は良く判らない(笑)のだが、「笹・竹神聖説」が有力らしい。 飾りには、短冊以外にも次の様な種類が有るのだが、其々がちゃんと役割を担って居る。

紙衣   女子の裁縫の腕が上がるように
巾着   お金が貯まりますように
投網   豊漁になりますように
屑籠   整理、整頓、物を粗末にしないように
吹流   織姫のように機織が上手になりますように
千羽鶴  家族が長生きしますように
短冊   願い事がかない、字が上手になりますように

上記は「京都地主神社」のホームページからの引用だが、願い事に「…ように」は駄目だよね。 「…なります」と断定調で書いてこそ、願いは適う物だ。 …と、偉い人?に聞いた記憶が有る。 小生はずっと前者で書いて来たので、此の為体だ。

七夕の短冊に書く願い事
歌川広重 「名所江戸百景 市中繁栄七夕祭」

以前の記事にも書いたが、七夕の由来説のひとつに「乞巧奠(きこうでん)」が有る。 此れは中国の古い行事のひとつで、機織や裁縫の上達を願う物だったらしい。 織女星に肖ったのだから、そう云う女性的なスキル向上を願うのは当然に思える。 日本書紀には持統天皇の5年(691年)に宮廷で「七夕の宴」が催されたと有るが、奈良時代に入ると、五色の糸(「五行説」に関連するのだろうが、矢張、裁縫を意識して居たのだろう)を星に供える様に為った。 室町の頃には願いの幅が広がり、硯や墨を供えて書道の上達を願ったり、和歌を書いて収めて居た。 更に江戸時代迄下ると庶民の間でも、裁縫や学問の成就を短冊に記す様に為った。 其の後、徐々に志の低い?願事迄、何でもOKに為って行ったのだろう。 小生のオフィスが入るビルのエントランスにも毎年大きな笹が飾られて、自由に書ける短冊も用意されて居る。 「彼女が出来ます様に」だってさ、何と低レベルな… いや、本当は小生もそう書きたい、かも。 尚、短冊の色は前述の奈良時代の「五色の糸」と同様に古代中国の自然哲学で有る「五行説」由来。 七月の旧名は「文月」だが、此れは「短冊に歌や字を書いて、書道の上達を祈った七夕の行事が由来」と云う説が有力だ。