今日の蔦の葉 其の552015/06/24 01:01:00

一つ目小僧の紫頭巾。
今日の蔦の葉 其の55-1
英名は、"Balloon Flower" 風船其物の蕾が僅かに開いた。 刺さった刀?は、外斑折鶴蘭の葉。

昼、夜の「蔦リレー」。 禁酒期間中なので、麺スケの立案が容易の様な、難しい様なで有る。 此日は高橋さんが体調不良の為、昼夜共に湯澤さん御一人でのオペレーション。 「中々」は2週間先の御楽しみとして、麺の一杯のみを御願いした。 まぁ、此夜はアルコールの提饗迄は手が廻らなかったよね。

今日の蔦の葉 其の55-2
「ブラック・ダック」。 「鴨胡椒そば」の旧名通り、鴨だけのモノセパージュの出汁?な一杯。 黒胡椒を不断に使い、醤油のニュアンスも強めて有る。 とは云え、其処は「蔦の葉」。 きっちりと風味、旨味が整って居り、インパクトに頼る事は無い。 少しインターバルが空いたが、此の美味しさが変わって居なくて安心した。

饗 くろ喜@秋葉原 其の552015/06/24 12:12:00

此の隙間から低い位置の日の出を拝めるのは夏至を挟んで数日だけなのだが、晴れる日が少ないので、貴重なショット。
饗 くろ喜@秋葉原 其の55-1
住宅街の道路から此処迄低い太陽が見える場所はそうは無い。 電線天国だけど…

「蔦・味噌の陣・蔦の葉」と3連荘で「巣鴨の巨匠」に擦寄って(蔦でしか会えなかったけど)仕舞ったので、此日は「秋葉の大将」の処へ。 先日頂いた4周年スペシャルのエピローグ的な「番外編」の一杯が提饗されると伺ったのだ。 前日は伺えなかったので、ラストチャンスに賭ける。 開店時刻は「紫」よりも30分遅い「饗」では有るが、何時もの「紫タイミング」の更に30分前に伺う。 久し振りの快晴で、気温も急上昇。 責めてシェードの下で待ちたいと思ったが、何とSP。 藪蚊対策に加え、日傘も持参して居たのだが、使わずに済んだ。 直ぐに黒木さんが「早いですねぇ~」と顔を出される。 「え~、今日も(日曜日見たいに)10時開店じゃ無いのぉ?」。 性格の悪い小生は純な?黒木さんを驚かせて仕舞った。 扨、仕方有るまい、此位の待時間は。 次に到着された方は20分後でした。 あの「スーツで地べた座り」の御兄さんね。(『前もいたけど店の前で座ってパソコンやってるヤツまたいるわ』とか呟かれて居るし…) 開店1時間程前から50喰の限定の一杯を目指す人々が集まりだす。 開店の頃は30人にも為っただろうか。

件の作品は「軍鶏白湯つけそば」。
饗 くろ喜@秋葉原 其の55-3
田舎蕎麦(日本蕎麦)見たいなルックスの麺だが、50%も全粒粉を練り込んだと云う麺は、素朴で自然でピュアな味わい。 初夏の畦道に立つ健康的な御嬢さんってイメージで、作り手の想いが伝わって来る。 丁寧に刻まれた九条葱を配らって直喰するのが、素敵な麺だ。 思ったよりも喰感がツルいのが面白い。 山葵とか有ると、醤油で喰べたいなぁ~ 添えられて居る具は全て漬汁に浸して頂いたが、何れのテイストとも良くマッチする。 先ずは鶏肉と豚肉のレア仕立て。 肉の味わいが活かされる様に気を配って調理された印象。 浅漬の水茄子は甘味と塩の関わりが佳い。 焼筍は先日と同じ調理法なのかな。 醤油味の付き具合が見事。 美味しい~

饗 くろ喜@秋葉原 其の55-2
余り白湯スープを頂かない小生だが、決して嫌いじゃない。 「紫」では「鴨そば」と「鴨つけそば」が好き過ぎて、「鴨白湯」迄届かないのだ。 で、晴れて此日は軍鶏の白湯。 ベースの醤油の味わいが、洗練された油と上手く絡む。 もっと濃くても良いかと初口では誤解するのだが、成程、味わいは充分以上だし、下手に濃くしたり比重を上げたりすると後半にバテるので、此れ位で抑えるのが匠の技なのだろう。 小生は普段はスープ割をしないのだが、白湯スープの時だけは割って頂く。 此れは愛おしきスープで有る。

饗 くろ喜@秋葉原 其の55-4
そして、此方は大ちゃんの「鶏飯」。 前夜にティーザーキャンペーン紛いのアナウンスが有ったので、皆さんのツィートを洗って発見。 此日の提饗は無いのかと思ったら、8喰有ります、と大将のブログ。 嬉しいねぇ。 くろ喜で黒木さん以外のスタッフの作品は初めてとの事。 ふっくら御飯に清しく爽やかな清涼塩味が感じられて、非常に美味しい。 胡麻の風味、九条葱の青さと此の塩加減が絶妙だ。 適度な歯応えを残し乍も柔らかい軍鶏肉と相俟って、此れは美味也。 大ちゃん、亦造ってね。

大満足、日曜日のメインとエピローグの両方を頂けて、良かったなぁ。