覇@金色不如帰 其の3 ― 2015/04/10 23:23:00
あの黒木さんがこんなに休まれるとは。 相当に良く無いのでは…と案じて居る。 金曜日に「紫」と「覇」が被る様に為ったので、スケジュールのアジャストが厳しく為ったのだが、そんな事情で2週続けて昼に力丸君の顔を見に伺った。 雨が降らない内に…とか、「紫」が御休みならドルさんはどうして居るかな?…等と思い乍到着すると、其処にドルさんの姿(笑)。 「もう帰ります」と仰る山本さんも店内から出て来られて、少々御話を伺う。
「味噌中華」と「味噌つけそば」を交互に御願いしようかと思って、今回は、後者。
スープをそっと啜ると「味噌中華」よりも少し酸味を効かせて居る印象が有る。 勿論、牛のテイストが香るスープだが、味噌のニュアンスが「味噌中華」よりも高いと思われた。 其の中にはオニオンと牛肉が隠れて居る。 次に麺喰。 此の麺は通常の「金色不如帰」では頂いた事が無かったので、「覇」の専麺なのかと思ったら、木曜日の「裏」で使われて居る麺らしい。 煮干の裏街道は歩まない(笑)ので、知らなかったなぁ。 風味も喰感も好みの麺だが、直喰なら「支那筍つけそば」の方が合う(って、誰もそんな比較に興味は無いよね)。 扨、徐にスープに麺を浸して行く。 当たり前なのだが、此の作品は麺とスープを合わせて頂くのがベストだ。 味噌の甘味、酸味が麺に乗せられた野菜と巧くコラボする。 特に軽く炒められたコーンが効果的。 行成、全部をスープに落とさずに前半と後半で半分づつに分けるのが良いかも。 白菜と云うのは珍しい具なのだが、此の水分の多い葉っぱが結構スープにマッチする。 紫オニオンは辛味が適当に制御されて居る処が小生の好みだ。 最後にスープをチョイチョイ啜って居ると、力丸君の心配そうな視線に気付く… おぅ、そうだった。 「亦、全部、飲まれちゃうのかと思いました」と云い乍、松本さんが割って下さったスープを力丸君が戻して呉れる。
そう、スープ割にはトマトが仕込まれて居る。 此の甘味、酸味が味噌の其れと好い感じに為る。 牛テイストを少し控えたのは此の為の計算も加わって居るのかも知れない。 最後の御楽しみだね。
力丸君が厨房で腕を揮う姿を見るのは感慨深いなぁ… 確りね!