今日の渦 其の597 ― 2014/12/31 16:24:35
晦日の夜に痛飲したのだが、大晦日の買出は例年の様に藤沢のデパートの繰上開店時刻に並ぶ。 普段はそんな事は思わなくても、30年も続いて居るイベントの時には、娘が小さかった頃、クラリス(犬)が元気だった頃が懐かしく想い出される。 渦が鵠沼に開店してからは、買出後の昼喰は「年越ラーメン」と決まった。 奥さんは実家の所用で今回はパス…と、此れも時の流れ、移ろいがリフレクトされた結果だ。 何事も「何時迄も変わらずに」は、有り得ない。 渦近くのコインパーキングに駐めて、ノンビリし過ぎたら、3番手に為って仕舞った(笑)。 でも、30分の並び時間は、女将さんから思わぬニュース(犬のギックリ腰とか)を伺ったりして居ると短く思える。 前夜に渦雷でも会ったAちゃんが、事前注文を訊いて呉れる。 渦雷が開店してから昼渦に来る事が無く為ったので、此れと決めて来た。 昼渦は「味噌ピリ辛」が小生の定番なのだ。
沢山の白髪葱と糸唐辛子で飾られた一杯。 少し甘い渦の味噌テイストが辛さとバトルしても調和する。 此の不可思議なコンビネイションが好きなのだ。 チャーシュウの肉の旨味とのバランスも味噌が一番にも思える。 メンマは勿論、岩海苔や韮もスープにマッチして居る。 麺が良く絡み、辛さと熱さがビンビン運ばれるので、気が付くと額に汗が滲む。 久し振りに頂いた作品だが、此日は一寸細工が施されて居る。 Aちゃんも並びの御客様に説明されて居たが、渦雷のスープで渦のラーメンを仕立てて居る。 少し冒険的な部分が加味されて居る…のかも知れないけれど、強いテイストの作品を選んだので、顕著には判らなかったな。 鳴門が乗って居るのは、其のサイン? 其れとも、最近は本店の作品にも乗るのかな? 11月19日のフォトには、乗って居なかったけれど… 扨、真相は如何に。 前夜のワインで、少し御疲れ気味の胃を労って、スープは完飲しなかったけれど、2014年の結びに相応しい一杯に御機嫌だ。 御願いして居た、御正月のチャーシュウをピックアップして、年の瀬を迎える。 此れに御鮨屋さんの玉子焼が加わって、新年の膳が映えるのだ。
鮨屋さんの帰りに渦雷の前を車で過ぎると、本店同様に賑わって居た。 ん、良かった、良かった。