大人の修学旅行20142014/09/16 23:23:00

馴染みにして頂いて居る御鮨屋さんの御主人と常連さん5人で、ハイキング旅行に行くのが9月の連休恒例行事と為って久しい。 時期が時期だけに、颱風ハプニングに見舞われるたり、逆に其の恩恵?で、人の少ない絶好の颱風一過のスカイラインを楽しめたりと其の年、其の時の旅行は楽しい想い出として積み刻まれて居る。 今回は直前に風邪を引いて仕舞い、夏休みをシフトすると云う荒業で静養に努め、漸く回復。 だが、珍しく声が出なく為り、鬱陶しい感じで出発。 連休の最終日、午前4時に出発すれば、順調に東北道は佐野SAに6時過ぎに到着。 ヤッパ、喰べるでしょう(笑)、此れ。
大人の修学旅行2014-01
700円の生姜ラーメン。 針生姜の独裁/独走な一杯でした(笑)。 其れにしても笑いが止まらない位に儲かりそうだな。 1500杯/24時間は楽にクリアだろう。

今回の目的地は、那須茶臼岳。 山好きで健脚な皆さんが、小生でも登れるだろうと云うビギナー向けの山として選んで呉れた。 ロープーウェイで9合目迄上がれちゃうと云う御手軽さが受けて、休日は大層賑わう。 8時前に到着したが、駐車場は既に半分以上が埋まって居り、早目到着大正解!

大人の修学旅行2014-02
山麓駅から4分で1700mの山頂駅へ着いて、最初のフォトが此れ。 雲海の上に妙な雲が…勿論、飛行機雲では無い。 翌日、関東地方に震度5弱の地震発生…、地震雲は否定派なんですが。

大人の修学旅行2014-03
途中からはガレ場っぽいルートに為るので、軽装靴では一寸辛い。 彼方此方から噴気が上がる火山で山肌も温かい処が有る。 薄日が射すコンディションは理想的だが、フォトで見る風景はやや霞んで居る。 コントラストを上げて撮った1枚。

200mを休み休み登って、小一時間。
大人の修学旅行2014-17
頂上到着。 もう自らの足で此れ以上の高さに来る事は無い…と思う。

大人の修学旅行2014-04
「天体山望」に依ると、頂上から南南西方向には富士山が見える筈なのだが…
大人の修学旅行2014-05
どんなに目を凝らしても、230キロ先は雲の中だ。

大人の修学旅行2014-06
男体山を燧ヶ岳(ひうちがたけ)とどなたかが教えて下さったが、
大人の修学旅行2014-07
確かに此処から見ると形がそう見えるけれど、尾瀬の方向は違うよねぇ。

入門者コースで50分で頂上とは云え、小生にはキツイ… え、朝日岳迄行く?
大人の修学旅行2014-08
ジェッタイ嫌ですってば。

大人の修学旅行2014-09
峠の茶屋の避難小屋を俯瞰。 此の日のハイカーの多さが知れる。

大人の修学旅行2014-10
此夜、泊る温泉の湯煙だそうだ。 どんだけ山ん中なんだろう。


茶臼岳は火山で硫黄臭い瓦礫が多くて植物豊富な御花畑のイメージは無いのだが、其れでも平地では見られない花々についレンズを向けては、皆さんを更に待たせる事に為る。

大人の修学旅行2014-11
那須と云えば竜胆だが、此れは蝦夷竜胆だと思われる。

大人の修学旅行2014-19
山母子(ヤマハハコ)。 雌雄異株だが、フォトの花には柱頭が見えないの雄花だと思われる。

大人の修学旅行2014-12
裏白蓼の雌株。 雄株がなんで見付からなかったんだろう。

大人の修学旅行2014-13
高嶺伊吹防風(タカネイブキボウフウ)。 赤紫色なのは蕾で、花が開くと白く為る。
大人の修学旅行2014-14
花蝿が此処迄遠征して来て居る。 良く見ると、色々居ますねぇ。 羽が有れば、帰るのも楽なんだろうなぁ。

大人の修学旅行2014-15
岩山から見下ろす大森林地帯?
大人の修学旅行2014-16
上空1000mメートルからのフォト(長径が80センチ程)は、岩高蘭(ガンコウラン)の群生。 此れで何とツツジ科に分類(APG植物分類体系)。 黒い実はクラウベリーと呼ばれ、栄養豊富でジャムにもされる。


大人の修学旅行2014-18
薬師草:キク科オニタビラコ属。 珍しい花なんかじゃないが、地元から都会に迄名を馳せる有名な肉屋さん/レストランの駐車場の片隅に未だ(冷涼な那須なのに)咲いて居た。 疲れた身体で下山して来たのだが、其処の会長さんの御好意で忘れられない昼喰と為った想い出に。