食堂酒場 グラシア 其の32014/08/30 01:01:00

先日、渦に御一緒したグラシアのマダムとマスターに御目に掛かろうと浅草橋へ。 JRで行くと3角形の2辺を大廻りするので、短辺を歩く事にする。 随分涼しくは為ったが、途中から雨が強く為って仕舞った。 早い時刻なので、沢山御二人と御話が出来た。 流石に御客様の層が厚いので、様々な方がいらっしゃる見たいだ。 そんな方々に就いて御二人から伺うのは、愉しくも勉強に為る。 本を頂戴した勝山酒造さんの御話も凄くて、世の中には圧倒的な人がいらっしゃる物だ。

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ビールを一杯頂いて、

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クリームチーズを冷奴の様に仕立てて下さった。 葱に醤油だぜ(笑)…吃驚。 更に此の鰹節が最高。 意外な組合せが驚く程に美味い。

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ワインは、井筒ワインのメルロ。 上級キュヴェの方を頂いたが、早い時刻に伺うとディスカウントが有るそうで、小生にはラッキー。 桔梗ヶ原のメルロたが、中々小生好みだ。 教科書的に造るのでは無く、其処の葡萄の特性を活かして造ろうと云う意気込みが感じられて、好ましい。 グラスには、グラシア御用達の勝山酒造のエンブレムが耀いて居る。

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仙台牛の「A5」だそうだ。 特上と云う事らしいが、贅沢に美味い。 脂の甘さと肉のジューシーさが流石。 ワインとのマリアージュも完璧。 幸せ気分。
鰹節にしても牛肉にしても、良い物を仕入れるには「御付き合い」が大事だ。 御金を出せば…と云う事では成り立たない関係を築いて来られたグラシアならではのメニューが沢山有る。

此夜、御一人で来られた御嬢さんが随分と小生の話し相手に為って下さった。 そんなシニアに嬉しいシチュエーションもグラシアなら必然の様にさえ思えた。 ん?彼女には御迷惑だったに…違い無いね(汗)。

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ワインを1本空けてから御願いしたのが、噂の「締めのラーメン」。 此の夜は「つけ麺のかけ」。 非常に綺麗な作品でシンプルなルックスに凛とした端麗な印象。 スープには大葉と茗荷が丁寧に置かれて、葱が廻りを飾って居る。 此方も醤油感が鮮やかなのだが、優しいニュアンスの保たれた精緻な造りだ。 酢橘の風味も心地好く、流石、マスターが造られるとこんな一杯が出来上がるのだと感心した。 次回は、こんなに酔っ払う前に頂かなくてはね。 何だかすっかり寛いで仕舞い。 酔っ払いモード全開で、店を出る辺りの記憶が怪しい。 屹度何かしらの失礼、無礼、非礼を重ねたに違い無いと冷や汗状態。 横須賀線で下ったのたが…ココドコ? あ、未だ鎌倉駅で良かったわい(汗)。 久し振りに「ヤッチマッタ」ねぇ。