麺屋KABOちゃん 其の79 ― 2014/07/29 01:01:00
月曜日は定休日の御店が多い。 其処で残業前に伺ったのは、KABOちゃん。 伺う少し前迄、湯河原の飯田さんが来られて居て、欠氷を造られて居たとか。 今回の熱暑のピークは越えた感じで夕方には多少涼しく為った。 とは云え、前回とは違って、醤油のつけ麺をリクエスト。 「冷たいのも有ります」との事で、嬉しく御願いする。
前年は「めじろインスパイア」だった「冷やしつけ麺」だが、此年もグレープフルーツを添えて、冷たい漬汁には焦がし葱が浮かぶ。 今回は漬汁を先にテイスティングする。 前年よりも甘さは抑えて有り、醤油の凛とした印象を強めて居る。 確りした夏の冷やしで、潔く美味い。 グレープフルーツは果汁が豊富なので、麺だけで無く、チャーシューや漬汁にも搾っちゃう。 当然の相性で爽やかさがグンと加わる。 チャーシューも漬けて頂くとより美味い。 流石にスープは濃厚で直飲は濃いので、麺を浸して居た出汁水を加えて頂いた。 全部は飲めなかったけれど、充分に味わえた。 夏のつけ麺は矢っ張り、冷やしが良いかも。
今日の蔦 其の134 ― 2014/07/29 23:23:00
久し振りに熱帯夜から解放され、湿度も低くて爽やかな朝。 流石に日中は真夏日に為ったが、蔦の列場は良環境。 醤油そばに限った事では無いが、蔦のテイストは頻繁に変わる。 判る時も有るが、そうで無いケースの方が多い。 其れでも何時も極めて美味いので、満足して頂いて帰る。 たが、今回は如実に違いが捉えられた。
初口から、否、香りから感じる。 スモーキーな、誤解を恐れずに表現すれば赤ワインのテイスティングで云う「瓦斯」のニュアンス。 貝由来なのか、黒トリュフオイルに発するのだかは判らないが、此れが実にユニークで美味い。 醤油感は此迄以上に前に出した。 淡麗と云う印象は後退したが、上記のイメージと絡む出汁が醸し出す不思議且つ玄妙なテイストに驚かされる。 チャーシューに乗せられて居るのは、トリュフソースで、黒トリュフも入るが、マッシュルームがメインとの事で贅沢な話だ。(過日、オリーブの実としたのは訂正) 此のスープの味わいとのマッチングも良く考慮されて居る。 チャーシュー自体も更に美味く為った感じもするし、麺の出来映えに関しては云う迄も無い。 50円のアップ後に初めて頂いたが、其れ以上の向上が有った。 うむ、蔦の味は何処迄行くのだろう…怖い位だ。