今日の渦 其の567 ― 2014/07/19 01:01:00
老齢年金の支給申請書見たいな書類が送られて来て、誕生日近しを悟る。 オフィスに身を置いて居る間、年金は「支給停止」状態なんだそうだが、今手続きをして置くと面倒な申請を後年に繰り返さなくて良いそうだ。 何れにせよ、そんな歳に為り申した。 夜の商売(笑)の奥さんとの祝杯は翌日に御鮨屋さんで、と決めて、此夜は渦で過ごそうと思って居た。 処が、そんな日に限って何か起こる物で… まぁ、誰かと待ち合わせて居る訳でも無いので、取敢えずはトラブルシュートを見守る。(もう、テクニカル要件では何が出来る訳でも無く…) 「伺います」と伝えた渦の辰也君から到着時刻の問い合わせを頂いて、「遅く為りそう…」と返信。 結局、「御疲れ様」は20時を廻って仕舞ったので、渦の昼の担当だった辰也君には会えそうも無いが、閉店の22時には余裕を持って到着出来そうだと、本鵠沼へ。
そうは云っても気持は焦って居た様で、喉がカラカラ鳴って居たので、軽く一杯。 常連のNさん御夫妻が、「空けて置きました」と仰るカウンターの端で乾杯。 辰也君は小生の誕生日を御存知無い筈だったのだが、スタッフの皆さんがカードとワインを用意して待って居て下さった。
わぁ、嬉しい物だな。 芳実オーナーの御好意で、直ぐに抜栓して頂く事にした。 Nさん御夫妻に無理を云って、御付き合いして頂き。 「紫」(渦用語で「閉店」)の後に、皆でグラスを合わせる。 スタッフのAちゃんが、「エノ・ヴィーノ」のソムリエさんに小生のプロファイルを語って、選んで頂いたそうだ。 其の結果がジャン・レオンなら大いに満足…否、過ぎた結果でしょう。 鬼籍に入られた創業者とは云え、全身のフォトが入るエチケットは他に知らない。 かのジャン・レオンならではなのだろう。 伝説のレストラン、「ラ・スカラ」やジェームス・ディーン、マリリン・モンロー、ロナルド・ウィルソン・レーガンとの逸話等、話題には事欠かない稀代の人物だった。 「エノ・ヴィーノ」のソムリエさんなら未だ小生を覚えて居て下さるかも知れない。 ユウタが川崎のめじろで頑張って居た頃、彼や娘と何度も伺った店だ。 「1000円の抜栓料」が懐かしい(笑)。 此のボトルはカタルーニャのカベルネ・ソーヴィニヨン(15%のカベルネ・フラン)だそうで、ジャン・レオンと有って興味津々。 態々、「フルボディ」と謳って居るが、然程では無く、中庸なタイプで有る。 CSと云うよりは、ライトな甘さが、ジンファンデルの様な印象。 口当たりがソフトで、ジューシーさと熟したニュアンスのバランスが好ましい。
芳実オーナーが用意して下さったプレートの熟成感の有るチーズとの相性が特に良い。 ポテサラはハート型なのね。
芳実オーナーからも頂戴したボトルは、日曜日に来る娘一家と頂く事にしよう。 スタッフの皆さん、芳実オーナー、何時も奥様の車で送って下さるNさん、御気遣い胸に沁みました。 有難う、有難う。