饗 くろ喜@秋葉原 其の402014/07/16 18:28:23

前夜はラーメン好きの方々が、小生の誕生日を祝って下さった。
饗 くろ喜@秋葉原 其の40-1
嬉しいサプライズに感謝。 ワインも沢山頂いて、チト飲み過ぎ気分で秋葉原へ。

饗 くろ喜@秋葉原 其の40-2
「饗 くろ喜」では、週代わりの夏麺以外に「わぽ会コラボ」の限定も始まった。 何方も頂きたいが、後者の期限は8月いっぱいと伺って居るので、前者を選択。 前年も同じ戦略で、8月の最終週に慌てて「わぽ会コラボ」を頂いた記憶が有る。 わぽ会のスタンプを集めて居る訳では無いので、構わないのだが。 其れにしても暑い。 此日、初めてジャケットを羽織らずに出て来た。 梅雨明けは翌週に持越の様だが、陽射が厳しい。 くろ喜の場合、シェードの下で待てるかどうかは大きな差に為る。 ふたつの限定の効果だろう。 開店時に最初に席が埋まったタイミングで、御待ちの方は30名程だったと思う。 すっごいなぁ…

饗 くろ喜@秋葉原 其の40-3
此週の夏麺は「冷やし塩煮干そば」。 3週続けての煮干。 今回は塩テイストの冷やしと云う事なので、ちょびっと心配して居た。 だが、全くの杞憂に終わった。 寧ろ、此迄の夏麺の中では、一番煮干が穏やかだと云って良いと思う。 更に、ジャコも心配して居たのだが、此方も美味しく頂けた。 失礼致しました、黒木さんの煮干は非常に洗練された味わいで、刳味等からは無縁なのだ。 塩スープなので特に冷たい印象が有り、実際随分冷やして有るので、名実共に涼しく為る。 暑い暑いと入店される御客様は、エアコンの心地良さと相俟って、生き返る事だろう。 此のスープも上品な魚介を感じさせるソフィスティケイトされた美味さ。 特筆したいのは、細麺とのマッチング。 冷水で締められた麺の喰感は見事にシコシコだ。 でも、固くは無くて、非常に良い口当たり、喉越で有る。 海苔を絡めて頂くと磯香が風雅に思える。 此のスープを引き立てるのが、前述のジャコ。 此れは紫蘇と合わせて揚げて有る。 此れが亦美味いし、高級ニュアンスの煮干味に嵌る。 そうか、油分は此処由来だけで、スープの調理過程ではオイルは使われて居ない。 一番目を引くのが水茄子。 旬の味わい、素材の持つ青い甘さが鮮烈だ。 水茄子、美味いなぁ… チャーシュウは、鶏とポークだが、前者には柚子、後者は香草風味だ。 共に頗る洒落たテイストが設えられて居る。 特に柚子風味の鶏は喰感と味わいがとても気に入った。 ポークに乗ったのは、鞍掛豆だそうだ。 此にも抜かり無く、自然な味わいが施されて居る。 丼の縁に添えて有るのは、梅山椒。 スープに落とすと味、と云うよりも風味が増す。 梅と山椒がこんなに仲好しとは思わなかった。 暑い時に最適な昼喰と云う一杯。 黒木さんの抽斗の多さを痛感した一杯だった。