「あぷりこっと*」再び2014/07/13 15:22:02

あれから3年半、相変わらず歯磨タイムに御付き合い頂いて居るニコ動の踊り手は、「あぷりこっと*」さん。 目移りする可愛い踊り手さんに遭遇する事も屡々だが、イチオシは変わらない。 最新作の「Spica」は特に御気に入りで、御姉さんに為られた彼女の魅力がフルに発揮されて居る。 前の記事にも書いたが、ヘッドホンもアクセサリーとして良く御似合いだが、今回、「ヘッドホン『ただいま!!!!!!』」のタイトルが付いた。
「あぷりこっと*」再び-1
器用に踊るのが彼女のアドバンテージだが、「上手」と云うのとはチト違う。 踊る仕草、癖、笑顔、ファッション、背景、撮影… 全て込みで彼女が一番。 服飾は御専門と伺って居るが、昨今は動画撮影の腕も請われる程とか。 機材は一眼レフ、恐らくはキヤノン製だろうが、今回の動画は明暗部の境の処理に難有りかな。
「Spica」は古いボカロ曲だが、1年半程前に人気の踊り手の「ぺんた」さんがオリジナルの振付を披露してから、踊る人が続出。 歌詞を良く読むと天文好きの小生がニヤニヤする様なワード、フレーズが鏤められて居る。 歌詞に「歳差」が登場する処の回転が振付のひとつの目玉で、「歳差ターン」と呼ばれて居る。 ターン全般が苦手なアプタン(キモいなぁ)には、厳しいパートで有る(笑)。

スピカは乙女座の主星で、秋分点の近くに有る為に古い時代から歳差運動の観測に利用されて居た。 ヒッパルコスが春分点の歳差運動を発見したのは此星の観測に依るし、有名なコペルニクスも同じ目的でスピカを頻繁に観測した事が知られて居る。 此の作詞者は其れを御承知だったのだろうか。 歌詞には「周極星」も現れるが、此れは「沈まない星」と云う意味で、天の北極(日本の場合)に近い位置に有る星が該当する。 観測地点にも依存するが、スピカが周極星に為る事も有る。 織姫のベガ(琴座の主星)は、地球の歳差運動により12000年後には北極星に為るのだが、スピカに其のチャンスは来ない。 もうひとつ、「デネボラ」は獅子座のβ星で2等星なのだが、牛飼座のアークトゥルスとスピカとで春の大三角形を成す。 尤も「スピカがデネボラを飛び越える」事は無い(笑)が… こう考えると作詞者は天文に造詣が深い方なのだろう。


因みにスピカの和名は「真珠星」で有る。