饗 くろ喜@秋葉原 其の212014/06/22 23:23:00

黒木さんの3周年の記念限定作品は、「カレーそば」だと伺った。 其処で普段は余り訪れない週末の秋葉原へ。 尤も普段の日曜日は、くろ喜の定休日だ。 どんな刻限に到着するのがベストなのだろう? 前回の限定作品提饗の際は8時に数名との情報が有った。 10時に繰り上がり開店と聞いて居るが、雨の中での長時間の立坊は避けたいし… 10時には上がる筈の雨は、予報が12時に伸びて居るし… シェードの下に入れるトップ4は流石に無理(先頭の方は5時!到着とか)等とウジウジ悩んで居ると、7時30分を廻った頃に「只今、6名」、の呟きはライダカさん。 侭よと、8時40分に御店の前に。 傘で間隔の有る行列なので人数を把握し辛かったのだが、道の反対側から撮った行列の写真をアップして呉れた方が居て(「おかしな人達」のタイトルが…)、数える事が出来ました。
饗 くろ喜@秋葉原 其の21-2
道端の葡萄を撮って時間を潰して居たが、途中で本降に為った事も有り、結構辛かったね。 大き目の傘は重いので、ズルトラを弄って居ると腕が痺れて来る。 もう、来ないぞ…とか思うんだけど、喰べ終わると「亦、来よう」に為る。

饗 くろ喜@秋葉原 其の21-1
9時20分頃に配られた整理券の番号は23番。 でも、行列が解散する訳では無い。 此のタイミングで丁度50名との声が聞こえる。 ポケットを探ると24番の整理券も有る(汗)。 どうやら、2枚受け取って仕舞ったらしい。 此の整理券、100番目位の人が100円で買って呉れないかしらん(笑)等と良からぬ事も考えたのだが、ちゃんとダイスケ君に返しました。 1杯が余ったりしたら、駄目だもんね。 少しでも早く席に着ける様にとの配慮で、開店前から喰券購入が始まる。 10時に開店した時には85枚の整理券が捌ける。 前述した様に傘の所為で普段よりも列は長く、当に「長蛇」。 見知った御顔も多く、喰券購入での行帰では彼方此方で御挨拶を… 行列に着いてから着丼迄は2時間弱。 屹度、待時間が最短のタイミングだったのではないかと自負するが… 遅く来られた「蔦の葉」の高橋さん、何時に召し上がれたのかなぁ…

饗 くろ喜@秋葉原 其の21-3
勿論、艱難辛苦で待った甲斐が有った作品。 ソースの説明付で配膳して下さる。 濃く見えるのが「煮干マー油」。 緑色は「バジル風味」の様だ。 紅いのが「自家製の辣油」。 真中にはチーズ煎餅。 スープの中にはラタトゥイユも隠れて居る。 そして、チョコっと顔を出して居るのが、鶏の腿肉。 ヨーグルト、ターメリックを揉み漬け込ませて、バターで仕上げたそうだ。 更にトマトソースにも工夫と秘密が… トマトと云えば、此の麺は水を使わずに水分はトマト果汁100%だそうだ。 凄いのね… そんな事前情報を思い描き乍、見入って仕舞った。 香りにはカレー風味がたっぷりだが、スープを啜ると、鶏白湯ベースにバターの様な濃厚な印象も有る。 ヘヴィなコクで、味わいも充分にコンク。 でも、持て余す様な重さを感じないので、喰べる速度が知らずに上がる。 滑らかなイメージを持つ麺のトマト感は正直、其程にははきとはしないのだが、強いテイストのスープに伍すだけのパワーを秘めて居る。 決してスープの味わいに埋もれて仕舞う様な事は無い。 徐にチキンをピックアップして頬張る。 柔らかく調理して有り、喰べ易い。 勿論、味わいはスペシャルで高級感が有る。 バター感は勿論だが、ココナツミルクの様なニュアンス…は、カシューナッツなのか。

饗 くろ喜@秋葉原 其の21-4
一方、「限定飯」は「クミントマトライス」だそうだ。 何とも、色気たっぷりの風情。 単品で頂いても爽やかなテイストと軽快な御飯粒(妙な表現だが)を楽しめるが、スープの味わいが濃いので、少々劣勢。 其処で、適度に残したスープに此れを落とすので有る。 小生は余りこう云う喰べ方をしないのだが、今回は例外。 はは、こりゃあイケる。 此処にしてトマトが我世の春(夏か)を謳歌する。 成程、トマトストーリーの完結で有る。 何ともきっちりと算盤が弾かれて居る物よ… 此処迄キープして置いたチーズ煎餅の風合がエピローグに為る…と小生は思って居る(笑)。 凄い一杯を頂いて仕舞った。 雨?、風?そんな事有りましたっけ? 次回も並びます、です。 黒木さんが「御腹いっぱいに為ったでしょう」と笑われる。 あ、本当だ…夢中で気が付かなかったが、パンパンで、く…苦しいかも。 御隣は偶々のドルさん。 此れにビールをプラスされたとは健啖家でいらっしゃる。