麺屋KABOちゃん 其の60 ― 2014/03/18 01:01:00
此の週も夜に為ってから霜降商店街へ。 とは云っても、KABOちゃんの開店時刻は未だ宵闇前と云う季節に為った。 「読めない御客様の波」に翻弄されるカボちゃんだが、2年目に為ると地に足を付けた経営も必要に為って来る見たいだ。
味噌を御願いすると、「つけ麺にして見ます?」。 はい、是非とも!
で、試作品を頂いた。 麺は出汁で浸されて、細かくカットされたチャーシュウやメンマに加えて、先日も頂いた「辛い」が乗って居る。 「熱盛仕立」の麺を直喰したが、此の麺はオールラウンダーで、つけ麺でも其の資質を楽しめる。 カボちゃんはスパゲティの様に「ナポリタン」にもして見たそうだ(笑)。
スープも飲んで見たが、確かにカボちゃんの味噌スープの味わいだが、此方も辛さを加えて有り、良い感じで痺辛して居る。 麺に乗せた自家製香辛料と相俟って、辛さは中々。 とは云え、辛い物好きな方にはもっと辛くても大丈夫だろう。 「炎のつけ麺」の様に辛さを指定出来る様にすると良いのかも知れない(笑)。 ベースが良いので、違和感無く「つけ麺」を堪能した。 最後は丼の出汁をスープに明けて頂くと此れも中々イケる。 今回は熱盛だが、麺を冷やしたり、更にはスープも冷たくした「冷やしつけ麺」のバージョンもカボちゃんの頭には有る様で、楽しみな事だ。
飯田商店@湯河原 12回目 ― 2014/03/18 23:23:00
秘密の花園は此年も丁寧にメンテナンスされて居り、近々賑わうスプリング・エフェメラルを其のステージに迎えようとして居た。
2014年の一番咲の堅香子を E-M5 に収めた。 結構距離が離れて居た(どんなに邪魔物が有っても、遠くても、花園に足を踏み入れる事は絶対に遣ってはいけない)ので、換算 600mm の望遠レンズに付け変えて、ローアングルで寄せた。 E-M5 のソフトが Ver.2 に為り、狭い範囲にフォーカスし易く為り、ISO も 100 迄落とせる様に為った。 そんな恩恵を得て乙女チックに撮った1枚。 ファンタジックフォーカスと云うフィルターを掛けて居るが、早朝の光が適度に入ったので、早起万歳。 軈て強烈な南風が押し寄せて来た。 随分遅れた春一番。 此の花の開いた日に…と云うタイミングは判るが、「吹き荒れる」と云う表現が当たり過ぎる。 そんな海辺の道を慎重にステアリングを握って湯河原へと向かう。 飯田商店の駐車場には既に到着された車が有るのだが、此の方は3番手に為る迄待っていらっしゃった。 何か拘りが有るのかしらん。 御蔭様でSP確保だ。 4周年の祝花が飾られて居る店内で購入した喰券は「つけ麺」。 復活したと伺って是非とも頂きたいと思って居た。
凄く粘りの有る出汁水に浸された麺。 此に別皿で用意された、パウダーソルトを付けて頂くと飛び切り旨い、凄く旨い。 だから、本当にどんどん喰べ進んで仕舞う。 真鶴の幅海苔だろうか、此れが亦、素敵な磯香をブレンドして呉れる。 地元の柑橘(屹度、橙:化猫の「ちぇん」も可愛い)が添えて有るので、軽く搾ると素敵なので有る。 恐らくはスープの方に垂らす事を想定して居ると思われるが…
スープは上品な醤油で、複雑な味をさらっと然りげ無く提饗して居る。 幾つかの種類のチャーシューが忍ばせて有るのだが、其の何れもがスープにマッチして居て嬉しく為る。 緑のアクセントに為って居るのは何かしらん? 其処へ昆布出汁を引いた麺を穏やかに落として頂くのだ。 なんと幸せな時間なのだろうか。 此のつけ麺は、高級喰だと唸らされる。 ラーメンは「B級グルメ」と良く云われる。 何度も書いたが、カジュアルなBが豪いAの下位に有るのでは無く、カテゴリーの違いだと考えて居るが、此のつけ麺はA級に分けても文句は出ないだろう。 名残惜しく完喰。 此は素晴らしい作品だ。 拍手!