饗 くろ喜@秋葉原 其の172014/02/18 01:01:00

オフィスから昇る朝日を拝められるのももう僅かの事。
饗 くろ喜@秋葉原 其の17-1
即ち、春到来は近い…

饗 くろ喜@秋葉原 其の17-2
此方も好い加減に伺って置かないと2月も終わって仕舞う。 で、珍しく夜の「くろ喜」に向かう。「かけそば ~春の息吹~」と名付けられた限定作品は、夜だけの提饗なのだ。 「ラーマガ」とコラボの「かけそば」で、1月は不如帰が担って居たのだが、喰べ損なって仕舞った。 開店35分前の到着で、3番目。 流石に10喰はハードルが高い。 開店時刻には20人以上の方が列を為す。 「限定2」の喰券を買うのだと云い聞かせて入店。 「あら~」と云う感じで黒木さんが迎えて下さる。

饗 くろ喜@秋葉原 其の17-3
とても手間の掛かった「かけ」で有る。 調理の途中に5分程の「寝かせ」時間が有る。 「此処が大事な処です」と黒木さんの断りが入る。 麺も何かを重ねて居る見たいだし、スープの注ぎ方は、此の上無く慎重で有る。 ポワブルロゼや葱等の薬味を丁寧に乗せて、漸くの完成だ。 「一口麺を喰べてから…」と云うサジェスチョンを頂いたので、先ずは喰麺。 日本蕎麦の様な色合とルックスだが、ツルッとした喰感や風合はラーメン仕様。 其れに驚く暇も無く、スープの濃厚さに吃驚。 だが、其の名前の様に爽やかな春のニュアンス。 所謂、ベジポタのジャンルかと思われるが、巧みな構成でコクと深味が充分以上だ。 強い個性の黒胡椒を隠して使う辺りは流石。 麺の下に昆布でも敷かれて居るのかと思った(んな事は無いね)ら、深緑色の幅広の麺体が潜んで居た。 色からすると、菠薐草でも仕込んだのかな? いや、蓬かも知れない(笑)… 正解は小松菜だそうです。 そんな春いっぱいの一杯を完飲・完喰。 スープの最後にポワブルロゼが良く見合って居ました。 黒木さんのブログに依れば、「『雪・土・新芽・種・実』で春を迎えるイメージ」だそうで、「『スープで雪、麺で土、小松菜麺で新芽、黒胡椒で種、ピンク胡椒で実』を表現しました。」との事。 「春先に雪の下に新芽が芽生えてくるイメージです!」はとても良く伝わって来た。