燦燦斗@東十条 其の215 ― 2013/08/06 23:10:56
そばはうす不如帰 其の3 ― 2013/08/07 22:12:10
一人で不如帰に伺うのは初めてだ。 2年前に御所様や祐貴君に連れて来て頂いた事は有ったのだが… 立秋猛暑なんだそうで、此の日から1週間は35度とか。 駅からの道はうろ覚えだったので、IS11T に案内を依頼したが、迷う程難しくは無かった。 何時に到着するのがベストなのか判らずに少々早過ぎたSP。 店の前が日陰に為る時間帯だったので助かったが、猛暑日の日中に並ぶのは危険かも知れない。 蔦とのコラボ等で山本さんは存じ上げて居たのだが、こうして遣って来たのは力丸君の顔を拝む為だ。 めじろが潰れてから3ヶ月と少々。 祐貴君の尽力も有って、晴れて不如帰に再就職。 最高の機会を得た。 そんな状況なら、訪問せずには居られない。 と、其処へ力丸君当人が出社して来た。 おぉう、話が出来るとは思って居なかったので、早く来た甲斐が有ったと云う物だ。
扨、何を…と券売機を覗き込んで、「支那たけつけ麺」のボタンを押す。 スタンダードな醤油そばとも考えたのだが、其れは涼しく為ってからにしよう。 洒落た受皿に乗せられた器に柄の短い独特な蓮華。 漬汁には石蓴(アオサ)海苔が沈み適度な磯感が香る。 醤油の印象は凛々しく、優しく。 少しピリ辛で遠くに煮干が居る豚景色。 其れに潜むのは蛤なのかな。 凄い旨味がヒシヒシと迫る。 流石に最上級のテイストだ。
中太の丸麺は美味しい。 小麦の風雅を感じる太麺。 麺に沢山のメンマが添えられて居るのは、「支那たけ」だからだろう。 細くスライスされた物やメンコメンマの様に太い物も有る。 一寸めじろっぽくて、懐かしい。 特筆したいのは、御鮨屋さんにも引けを取らない海苔のクオリティ。 チャーシュウも其の味わいに吃驚。 最後にスープ割を力丸君に御願いしたが、出汁の秀逸さを知る事と為る。 全てに於いて凄みさえ感じる一杯だった。 大変だ、亦、通いたい店が増えて仕舞った…
今日の蔦 其の89 ― 2013/08/07 22:27:19
久し振りに夜営業の蔦へ。 最近は昼ばかりだったので、偶には壱岐っ娘を頂きたい。 其れなら矢っ張り端の席が良いと早目に到着。 「不如帰に行ったんだ…」、其れも伝えたかった。 御子様な爺なのだわい。
念願叶って、端の席で壱岐っ娘を2杯、チャーシューを一皿。 そして、醤油そばと云うフルコース。 わぁ、久し振りに夜蔦を堪能。
9月からの木曜日は湯澤さんと寛さんが調理担当されると伺って居るが、此の醤油そばは、湯澤さんが湯切り、寛さんが畳んで下さった。 そんな特別な一杯の味わいは格別だ。 黒木さんや山本さんの味わいは超絶だが、祐貴君だって負けては居ない。 至高のテイストに暫し絶句。 嬉しいやら恐ろしいやら… 長生きしたいと思わされる稀有な一杯。 具体的な記述は小生如きが語る…もうそんなレベルじゃないのかも知れない。 8月の週末スペシャルも凄そうなので、何とか頂きたい物だな。
製麺室の蜃気楼…(笑)