今日の蔦 其の902013/08/10 23:23:00

前日に伺った時に黒木さんが、「明日、10時に蔦に行きます」と仰ったので、御一緒させて頂きたくて、9時45分の巣鴨到着を目指した。 だが、何時もの時刻に起きて仕舞ったので、オフィスを経由しても45分早く着いて仕舞った。 流石にSPで、寛さんに見付かって一寸照れ臭い。 でも、12分後には次の方が到着される。 此の日は並びの人数を正確にカウントして、黒木さんの御越しに備える。 知った御顔が次々に来られて、黒木さんも9番手、余裕でセーフ。 限定数の14人目の方は10時18分に来られた。 此の14人は全員が限定を頼まれたので、僅差で到着された15人目の方はアンラッキーだった。 オフィスの連中に3時間程昼飯して来る(笑)と告げた時に、熱中症でダウンしない様にときつくアドバイスを貰う。 予報では37度にも為るとの事。 こう云う時に蔦の並場が日陰なのは有り難いが、想定外だったのは11時15分には日差しがベンチに届いて仕舞った事だ。 祐貴君が、「黒木さぁん、水浴びしますぅ?」と云い乍(一同爆笑)打水をして呉れたが、焼石状況だね。 此の日は特別に暑い。 我乍、「酔狂も程々にせい」って感じなのだが、祐貴君でなければこんな事はしないよねぇ。 其の祐貴君は10時過ぎの出勤で「遅いよぉ~」の大合唱で迎えられる(笑)。 此の日は祐貴君が師とも兄とも慕う幡ヶ谷の不如帰でも限定作品が饗されると云う。 亦、二人のコラボ作品が実現しないかなぁ。 其処に力丸君が手伝って居れば嬉しいのだが…

今日の蔦 其の90-1
蔦の8月の週末スペシャルは、「ほろほろ鳥の冷製塩そば」だそうで、祐貴君も自信を持って提饗する作品に為ったとブログで自負されて居た。 其の栄光の初杯を頂いた。

今日の蔦 其の90-2
美しいルックスだ。 上品な装いにテイストへ想いを馳せる。 其れを裏切らないスープは素晴らしい。 濃くて爽やかな味わいが塩に溶ける。 仄かな甘味が塩と調和して口の中に広がる。 此がほろほろ鳥の味わいかぁ… 細かい油とのマッチングも嵌り、器全体がハーモニーを奏でる。 野菜が良い役割を充分に果たして居り、蕪やベビーコーン、ミニトマト等が夏を演出する。 麺もスープも白髪葱との相性が良く、此を絡めて頂くと、超が付く程に旨い。 特筆して置きたいのは、ハーフの味玉。 小生は余り玉子を得手としないのだが、燻したナッツの様なニュアンスが漂う此の玉子はとても美味しく頂いた。 気味の上に乗せられて居るのはトリュフの様だが… 作品のサブタイトルに「~サマートリュフ添え~」と有るので、此れなのだろう。 乗って居る鶏肉は当然ほろほろ鳥なのだろうが、スープと同じく爽やかに濃いと云うイメージ其物だ。 胸肉と腿肉の2種類…と贅沢。 冷静スープなのだが、冷たさを感じさせない。 いや、スープ温度自体は充分に低い。 身体の火照りがすっかり治まったので、其れは判る。 だが、テイストが確りして居て旨味も充分なので、其の温度を低く感じさせない。 此は中々経験した事が無い。 「そうだ冷製だったのだ…」と、ふと気付く…そんな感じなのだ。 最後迄蓮華を使い丼を傾けてスープを飲み干すと、フレンチを頂いた時の喰後感だった。 いやぁ、待った長い時間以上の価値有る一杯を頂けて、大いに満足。

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