今日のワイン 其の8142013/07/28 13:16:29

ドメーヌ アンドレ&ミレイユ/ステファン ティソ プルサール
Domaine Tissot (Andre et Mireille now Stephane) Poulsard D.D. 2011

「半年前」に為る前にアップして置きたい。 2013年に為ってから、飲んだワインの記事を1本残らずアップすると云うのは控えて居るのだが、「控え過ぎ」の様相を呈して来たので、サボリを少し解消すべく… 凪の西尾さんが一時帰国されたのは、寒い最中、Mさん、牟田さんと六本木の老舗ワインバー「祥瑞」で待ち合わせ。 何杯かのグラスワインの後に、此店らしいセレクションのボトルを頂く。

今日のワイン 其の814-1
先ず、プルサールなんて葡萄に馴染の有る人は多く無い。 ブルゴーニュの東、瑞西(スイス)の国境近くに広がる地域のジュラのローカル品種だ。 ボトルにも「JURA」と刻まれて居る。 「ティソ」は国境を越えて瑞西に入った処に有る高名な時計メーカと同じ名称だ。 余談に為るが、瑞西の此の地域は古くから精密品で知られ、時計産業でも有名な処。 瑞西に単身赴任して居た頃、雪の山を越えてゆっくり走るローカル線に揺られて、ラ・ショー=ド=フォンやヌーシャテルを訪ねた事は忘れられない想い出だ。
「ドメーヌ・アンドレ・ミレイユ・ティソ」は、色々なアルコールを造って居る様だが、此のワインの情報は恐ろしく少なく、本家のホームページにも記載が無い。 一方で、御当主が「変わったワインばかりを造って居るから、こんなのに載るんだ」と、「ワインの変人」を扱った本を見せたと云う記載を見付けた。 何か判るぅ…冒頭に「此店らしいセレクション」と書いた事に繋がるのだ(笑)。

今日のワイン 其の814-2
プルサールは上述した様にジュラはアルボワの土着品種だが、所謂、黒葡萄に分類される。 しかし、時には白ワインも造られると云うプルサールの赤ワインはロゼの様に淡い色をして居る。 実際にロゼのワインも有るのだが、此のボトルは「赤」。 ブーケは儚げな甘いチェリーとラズベリーやアプリコット。 味わいは予想に反して甘くは無いし、アルコール感も予想以上。 アッサリした味わいは女性向きだと思わされる。 小生の好みとは対極に有るが、「もう結構」と為らずにグラスを干した。 爽快な酸味とライトなタンニンがキャラを決めて居るが、ミネラルが何かサッパリしない印象で、此れが好きに為れない。 湿って錆びた鉄見たいな…ビオ特有の還元臭とは違うのだが… 尚、此の地域の特産の「コンテ・チーズ」には…合わないねぇ。


「祥瑞」の後、牟田さんのドライブで西麻布の「葡呑」に移動して、凪の常連諸姉/兄に合流。 頂いたのは、

ラ・マレーナ パーチナ シラー トスカーナ
LA MALENA PACINA SYRAH TOSCANA 2008
今日のワイン 其の815-1
キャンティリージョンのシラーだそうだ。 ブラックベリーの力強い凝縮した果実感由来のヘヴィな甘さがスパイシーでビターなパートに混ざり合う… 実はメモ取りをサボり、記憶が好い加減なので、独立記事に出来ず(汗)。


サンタ・マリア ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ
Santa Maria Brunello di Montalcino 2007
今日のワイン 其の816-1
此方は小生の好みで決めさせて頂いたブルネロ。 親しんだ自然派のワインだが、パワフルさには前のパーチナに引けを取らない。 小生が思うに日本人好みのテイストで、クリアで壮大なスケール感と妖艶さを兼ね備えた逸品。 小生も例外では無く、好きなブルネロの中でも此れは特に好きなボトルのひとつだ。 支払をスプリットして下さった皆さん、有難う御座居ました。

コメント

トラックバック