今日のワイン 其の8302013/07/15 14:04:43

ピアン・デル・チャンポロ モンテヴェルティネ
PIAN DEL CIAMPOLO Montevertine 2010

今日のワイン 其の830-1
小生の好きなワインのひとつは、「レ・ペルゴーレ・トルテ」。 都庁の展望フロアの一角を占めて居た、今は無き「ラ・テラッツァ」で娘と何本も飲んだ。 良くして下さったバーテンダーの皆さんは御元気にしていらっしゃるだろうか? 懐かしさいっぱいのボトル。 特に95年の素晴らしさは忘れられない。 そんなモンテヴェルディのリーズナブルなプライスのボトルを都内のリカーショップで見掛けて購入。 直ぐに自宅で飲んで仕舞った。 エチケットには、サンジョヴェーゼ(90%)、カナイオーロ(5%)、コロリーノ(5%)とセパージュが書かれて居る。 「レ・ペルゴーレ・トルテ」に比べると何とも素っ気無い文字だけ…

今日のワイン 其の830-2
そう思って見るからだろうが、クリアな美しいルビーレッドだ。 ホワイトバランスを最適化して撮ったのだが、一寸違うねぇ… ダークチェリーやブラックベリーのブーケは、抑制を効かせ乍も太いイメージを惹起させる。 色は味わいの感覚にも影響を与えるが、無垢な果実感は如何にもモンテヴェルティネだ。 タンニンが細かいのも上位キュベ譲り。 酸味も分を弁えた様子で、適度なスパイシーさとタイミングを計って登場して来る。 ミネラリーとは云い難いが、此方も適度に…と、ハーモニーに長けた味わいだ。 コンダクターが居る訳では無いが、ファクターの呼吸が弦楽四重奏団の様に協調して居る。 徐々にドライな樹皮の甘味がシナモン様に到着する。 同時に付いて来るカラメルの様な甘さだけは小生の好みで無い。 アフターの引きが身の丈に合わせて潔いのは悪く無い。 素朴な疑問は、条件を満たして居るのに「キャンティ・クラシコ」にしなかった事。 モンテヴェルティネの気概を感じ取るべきなのだろう。

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