しあわせ中華そば食堂 にこり 其の12013/06/03 23:23:00

GWの振替休日は未消化分は諦めて、此の日限りとした。 6月1日に開店した「にこり」は、飯田商店のセカンドブランドとか。 では、開店祝にと湯河原へ。 元の「ガキ大将」の店舗だが、チェーン店を放れて、との事らしい。 ずっと以前にめじろの常連さんと深夜に此処に来たのを覚えて居るけれど…もう、遥か彼方の情景と為って仕舞った。 めじろに限らずだが、何事も何時迄も同じでは有り続けられないと判っては居ても、思わぬ激変に出会すと心穏やかでは居られない。
平日の道は何時もの様にガラガラで、開店の30分以上も前に到着して仕舞った。 道を挟んだ店の反対側には10台の駐車スペースが有る。 店内の広さを考えると此位は必要なのだろう。 沢山の祝花に囲まれたベンチで待つ。 11時には数名の方が到着されただけだが、後客は続々と云う状況。 飯田さんに御挨拶をしてカウンターへ。 未だ「そば」、詰まり醤油味のラーメンだけの提饗で別味のスープやつけ麺は「近日登場」と為って居る。

しあわせ中華そば食堂 にこり 其の1-02
濃厚な醤油の色と味わい。 でも、此の醤油の凛とした味わいは好みだ。 剃刀の切れとは違う、鉈で裁つ様な大胆な旨味だ。 詳しく無いのだが、此が「小田原系」と云うのだろうか? 他店とは較べられないが、醤油の濃さに委せた味わいでは無く、飯田さんらしい細やかな計算が成り立って居る事を感じさせるテイストだ。 勿論、飯田商店の作品とは全く違う作品だが、底流哲学は同じなのだろう。 前日、渦のBBQでたっぷり肉を喰したのに、「チャーシューわんたんそば」にして仕舞った。 此のパワフルなスープに伍するチャーシューと為れば、こんなタイプが適切だろう。 照る照る坊主の様な形の雲呑は大振で「ツルっと感」が良いし、味わいも素敵だ。 三角形の海苔や添えて有る三つ葉の香りも濃厚醤油と良いコンビネーションを為す。 全部飲んでも良いかな…と躊躇いつつも気が付けば完飲。 其れだけの惹力いっぱいの一杯。 飯田さんが「醤油が濃いでしょう?」と仰る。 其れは其の通りだが、其れだけでは無いファクターが山盛。 飯田商店とのギャップを楽しむのも一興だ。 丼のデザインがネオクラシカルで洒落て居ると思ったら、青木さんが手掛けたそうだ。
しあわせ中華そば食堂 にこり 其の1-01
え? 店のロゴもなのですね。 「にこり」と云う音とイメージにピッタリで、流石だ。


帰路に小生が当てにして居る箱根神社へ詣でる。 何度も訪れて居るが、御神籤で大吉を引いたのは久し振りだ。 「長い航海の目的港は眼前なので、追い風に任せて進むが良い」だって、信じようっと。 其の境内で XZ-10 で何枚か撮った。 多くの種類の石楠花。
しあわせ中華そば食堂 にこり 其の1-03
神社に西洋石楠花は似つかわしく無いが、流石に「アメリカ」じゃなさそう(笑)なので、「ネリアーブ」かしらん。 ま、赤い石楠花と云う事で。
しあわせ中華そば食堂 にこり 其の1-04
「屋久島石楠花」に見えるけど…
しあわせ中華そば食堂 にこり 其の1-05

しあわせ中華そば食堂 にこり 其の1-06
雄蕊が10本なので、「東石楠花」だろう。 白い花は傷付くと其の美しさが簡単に損なわれて仕舞う宿命を負って居る。

射干。
しあわせ中華そば食堂 にこり 其の1-07

コメント

トラックバック