撮って見た 其の582013/05/25 12:56:42

本霧島(ホンキリシマ)

見事な躑躅は本霧島。
撮って見た 其の58-1
樹が燃える程の真紅(花言葉は「燃え上がる愛」)には毎年目を奪われるが、テラテラと光沢の有る花弁に緋色が乗り、デジカメ泣かせでも有る。 記憶の色に合う様にレタッチを掛けたが、印刷すれば亦違って来る。
撮って見た 其の58-2
花弁だけでなく、蕊迄紅いと云う念の入れ様だ。 所謂、「江戸系霧島躑躅」の代表格で、明暦の頃に鹿児島から移植されて改良が加えられた園芸品種。 日本最古の園芸書である「花壇綱目」(1681年刊)に既に記載が有る。


皐月(サツキ)

雄蕊は5本、紫が薄く入る白い花弁には、同じ色の斑が入る… 可憐な君は誰?
撮って見た 其の58-3
既に葉の新芽が出て居るし、丸い葉の光沢からして、恐らくは躑躅では無く、皐月だろう。 でも、4月29日の撮影だからなぁ… 皐月は正確には「皐月躑躅」と云う名称が与えられて居り、ツツジ科ツツジ属なので、植物学的には分ける必要性を強くは指摘されて居ない。 1692年には「錦繍枕(きんしゅうまくら)」と云う躑躅専門の園芸書が出版されて居るが、此の本では躑躅と皐月は分けて掲載されて居る。 当時でさえ、躑躅は173種、皐月も162種も有った様だが、現代では盆栽に使われる事も有って、皐月の品種は2000を超えるとも云われて居る。 此の林に咲く皐月だからバリバリの園芸種とは思えないので、随分調べたのだが、「皐月」以上の同定は難しい。
躑躅の名前の由来は以前のアーティクルに書いたが、サツキは稲作の月(旧暦の5月)に躑躅よりも遅れて咲く事に由来する。 「さ」は耕作を意味する古い言葉で、早苗の「さ」も此処から来て居る。 此の早苗月(サナエヅキ)が「サツキ」に為ったと云う説も有る。 「皐」とは「神に捧げる稲」だが、早苗を植える月なので此の字を当てたのだろう。