今日のワイン 其の8312013/05/13 02:02:00

クロデュヴァル クラシック ナパヴァレー カベルネ・ソーヴィニヨン
Clos Du Val Classic Cabernet Sauvignon 2009

今日のワイン 其の831-1
長らくめじろで耐え難きを堪えて来た力丸君を慰労すべく、呼び出したのは新丸ビルの World Wine Bar 。 あのカタストロフィに続編が有るとは駭然物。 難渋の界域を何処迄広げるのだろうと暗澹たる思いだ。 そんな気分を拭いたく、小生が最も好きなボトルのひとつをチョイス。

今日のワイン 其の831-2
「小さな谷の小さな葡萄畑」と云うウィナリー名称と3人の女神と共にエチケットに有るのは、カベルネ・ソーヴィニヨンだけだが、其れは86%。 カベルネ・フラン9%、メルロー3%にプティ・ベルドが2%だけ入る。 「リターンマッチ1986」の神話を持ち出す迄も無く、秀逸なワイナリーのスタンダードボトル。 其れで有っても、パワフルなエレガンスと云う持味は充分以上に感じ取れる。 焼肉からフレンチ、イタリアン迄、どんな肉でもイケるとスレンダーな力丸君にステーキを勧める(笑)。 鼻を近付けた彼が、思わずおぉと引く程の凝縮力が込められたブーケには、黒果実が漲って居る。 濃紫紅のカラーは、指先に重みを感じさせる程だが、其処にも優美さが潜む。 カシスとブラックチェリーをコアにスパイシーなニュアンスが絡まる。 樽香由来だろうか、ウェルダンの小麦粉の風味が底から上がって来る。 流石のヴィンテージなのかな、最後迄、此のイメージを崩さずに引いて行く。 CPは最高だろうが、東京のバーで飲んでは仕様が無いね。 でも、次回はスタッグス・リープ・ディストリクトを是非。

此の後、二人で暖簾の仕舞われた蔦に上がり込み、壱岐っ娘を飲んだら平塚迄乗り越すと云う失態を…

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