蝋梅2013/01/24 21:14:00

開き切った蝋梅の花は、水母の幼生の様に見えて好きに為れない。
蝋梅-1
此の位の咲き加減が程良いので有る。 其の名の様にテラテラした花弁の質感が好きだし、冬の庭に鮮やかな檸檬イエローの光と共に芳香を放つ甲斐甲斐しさも結構だ。 丈夫な低木で栽培は容易なので、多くの庭で愛でられて居る。 「蝋梅」とは云う物の梅の仲間では無く、ロウバイ科ロウバイ属。 何時もの様に本草綱目を紐解くと、花弁が蝋のような色で有る事に加えて、臘月(ろうげつ)に咲くから、と有る。 臘月とは12月の事だから、今の暦では1月に当る。

フォトの背景の何処かに先日の名残雪が有る。 其れならば、水原秋桜子の此の句が良いかな。

   蝋梅や 薄雪庭を 刷きのこす

雪絡みでもう一句。

   蝋梅や 雪うち透かす 枝のたけ     芥川竜之介


昼は「蔦」(59回)、夜は「饗 くろ喜」(12回)と云うラーメンライン。 何れも「超」が付く程に好みだし、美味しい。 両店の行列も亦、凄い。

蝋梅-2
蔦の醤油そば。 本の少し燻(ふす)べたニュアンスの醤油スープが無上の味わい。

蝋梅-3
くろ喜の雲呑塩そば(細麺)。 プリプリの雲呑が秀逸。

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