頌 春 (2013年 元旦) ― 2013/01/01 00:00:00
頌 春
2013年、小生も目出度く還暦を迎える。 オフィスも定年と云う事に為るが、もう少し御世話に為るやら、するやらで合意。 少なくとも未だ365日は、都心のビルにデスクを置く羽目に為った。 中学生の頃に教わった「55歳以降の優雅な余生」は何処に行って仕舞ったのだろう。 ゴールテープが小生の歩みよりも速く先に走って行って仕舞う印象だ。
此を機に生活を見直し、改めようと思って居る。 年齢も然る事乍、収支バランスも考えなくてはいけないと云う事だろうな。 毎日投稿(少なくとも日付的には)して来たブログも、何時しか義務的に書いて居た事も少なからず有り、此れからは本当に書きたいアーティクルだけに絞ろうと思う。 喰べたラーメン、飲んだワインの記事を必ずアップするのも控える様にしたい。 喋りたがりの小生に出来るかしらん?
勿論、ラーメンやワインを嫌いに為る筈も無く、事情が許す範囲で楽しみ続けたいと思って居るので、皆さん、此れからも末永く宜敷く御願い致します。
2013年 元 旦
初日の出(2013年) ― 2013/01/01 16:30:14
今日のワイン 其の805 ― 2013/01/01 18:19:17
リースリング キュヴェ・ベアトリス・ノン・フィルトレ ドメーヌ・クリスチャン・ビネール
Domaine Chrsitian Binner Alsace Riesling Ammerschwihr 2010 Non Filtre
我家の大晦日の夜は、蟹パーティと決まって居る。 蟹ならリースリングでしょう、とロックスオフのクロちゃんが選んで呉れたのは、背の高いアルザス。 ガラス栓のボトルは2本目だが、御丁寧にシールが貼付して有る。 クリスチャン・ビネールのリースリングなら、「間違い無い」ね。
リースリング用のグラスは滅多に出さないのだが、出す度に割って来た様な…で、今はこんなに格下げされて仕舞った(笑)。 そう云えば、最近はグラスを割らない。 2012年はひとつも壊して居ない筈だ。 亦、ソムリエシリーズで揃える…と割るよね、屹度(笑)。 此の液体は濃い色相をして居る。 ウヰスキーを薄めた位にも見える。 凄くボリューミィなトロピカルフルーツの香りで、白で此れだけリッチなブーケは珍しい。 口にすると柔らかいタッチ乍、アルコール感がとても高い。 どれどれとエチケットをチェックすると、16%って… でも、雑味の無いストレートで綺麗なテイスト。 成程、此れは良いねぇ。 蓮華草の畑を舞う蜜蜂の気分だ。 其れ程に花の香りが高い一方で、爽やかな酸味と充分なミネラル感を持ち合わせて居て、其れが円い。 流石に「ベアトリス」の称号は伊達じゃないヴィンテージの様だ。 勿論、蟹肉との相性もピッタリで良い年越に為ったと満足。 玉石混交の紅白歌合戦を珍しく通しで見たのも、此のワインの所為かな。