F1 2012年 イタリアGP 決勝2012/09/09 22:59:15

フェラーリの聖地、モンツァ。 Q1/Q2ではトップタイムだったフェルナンドはマシンにトラブルが有った様で、10番手に甘んじる。 スリップストリームで、タイムを延ばし合ったフェリペは作戦奏功?して、3番手のポジションに滑り込む。 此の時点での見所は、フェラーリ会長、ルカの派手な舌打(変な表現だが)とルイスとフェリペが肩を組んでカメラの放列の前に立ったシーンかな。 あ、ティフォシの憎まれ役、PPはルイスが買って出ました(笑)。 コンマ1以上放されたが、2番手にはジェンソンが入り、2012年初めての予選、ワンツー。 可夢偉の9番手(グリッドは8番)は褒めても良さそうだ。

決勝:
シルバーの2台に続く赤い車はフェルナンドでは無く、フェリペ。 ティフォシの期待は、10番手よりも3番手? 其れとも矢張、赤い星は青のリージョン(オヴィエド)から来た男の方か?
フェリペは珍しく?好スタート。 ジェンソンの前に出て、1コーナーではあわやルイスの前に出ようかと云う勢い。 しかし、先頭を譲らなかったルイスは速い。 DRS可能に為る迄に2秒のギャップを築く。 フェルナンドもオープニングラップで7番手に迄ポジションアップ。 3周目にはキミを抜いて、6番手。 其前のミハエル(セブに抜かれた)のマシンはストレートが速いんだよねぇ。 でも、7周目のストレートで前に出て、次はセブがターゲットだ。 赤い観客はオーバーテイクショーにやんやの大喝采。
15周を過ぎると、2ストッパーの連中がタイヤ交換を始めるが、上位ではミハエルから。 17周目にセルジオがキミを交わして行くが、キミはタイヤ交換に入る。 19周目にジェンソンがフェリペに追い付き、華麗に交わして行く。 如何にもジェンソンらしく綺麗な追い抜きだ。 此れで、マクラーレンのワンツーに戻る。 翌周、フェリペが PI 。

F1 2012年 イタリアGP 決勝
21周目にセブとフェルナンドが同時PI 。 ピットレーンで並走状態に為って仕舞い、フェルナンド… アンセーフリリース? 大丈夫か?? 此処はモンツァ、御咎め無し。 いや、フェルナンドが巧く「引いた」と云えるだろう。 コースに戻ってから、フェルナンドが果敢にセブを料理に掛かる。 セブの寄せ方は危ない感じだったが… 審議の結果、セブにはドライブスルーペナルティ…だよねぇ。
29周目には、フェルナンドがセブを蹴落とす。 一方で、23周目にジェンソンがタイヤ交換。 翌周にルイスが入る。 マクラーレンの2台は順調に1ストップ作戦を履行。 29周目、未だPI して居ないラップリーダーのセルジオをルイスが交わすが、翌周にセルジオが漸くタイヤ交換して、キミの後ろの8番手で戻る。 ルイス&ジェンソンのワンツーコンビが快調に飛ばして、フェリペとフェルナンド(此処迄来た)の3・4番手とのギャップを広げに掛かる。 当然、フェリペはチームオーダーに泣く事に為るのだろう。 40周目にラジオで、「フェルナンドがDRSギャップに来た」と云われて、止むを得ずに譲る。
34周目、なんとジェンソンのマシンがストップ! 燃圧トラブルだが、ティフォシの呪いに違いない。 キミを追い回して居たセルジオが、36周目に前に出たのだが、オーバーシュート気味で、透かさずキミに抜き返される。 翌周、再び前に。 一方、ドライブスルーの後、マークの後ろに為ったセブが38周目に前に出ると云う8位争い。
40周目のオーダーは、ルイス、フェルナンド、フェリペ、セルジオ、キミ、セブ… セルジオのペースが矢鱈と良いので、フェリペはポディウムポジションを守れるか。 いや、44周目にアッサリ…と云うか、スピードに差が有り過ぎる。 さぁ、フェルナンドはセルジオの後塵を拝する事に為るのか。 フェルナンドも自己ベストで逃げるのだが、セルジオは全体ベストで、追い付いちゃう。 驚きの速さだねぇ。 セルジオはフェリペの後釜に収まりたいのなら、遠慮したらどうなんだろう(笑)。 いや、46周目に並ぶ間も無く抜いちゃった。 11秒前に居るルイスに「奴は速いぜ」のラジオが飛ぶ。 ま、残り5周だから… でも、最後迄ペースを落とせずにグリーンを並べて、チェッカーフラグを受ける。
48周目、「急に止まるかも」とラジオで云われて居たセブがリタイヤ。 矢っ張り、P3の時と同じくオルターネイターのトラブル。 50周目にマークがスピン…ウォールキッスこそしなかったが、エンジンの回転が上がらず、ジ・エンド。
此れで、フェルナンドが年間チャンピオンに近付いたんだね。

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