ロックンロールワン@町田 其の922012/08/29 01:01:00

ユウタを経由して、嶋崎さんからの御誘いを頂いた。 山形産の麺を使った「さらそば」を造られたとの事。 い、行かねば… ロックンロールワンの閉店時刻前に到着する為には、15時迄の会議の後だと、新幹線に駆け込むしか無い。 新横浜迄20分、町田迄20分…どうやら間に合った。

ロックンロールワン@町田 其の92
「山形からの贈り物」と嶋崎さんが仰る麺は、太い平打縮麺。 「龍横健」の御店主殿の謹製との事。 「さらそば」は、水出し昆布水と醤油ダレで構成される作品で、両者を絡めて行くプロセスは中々ダイナミックで、力強い。 そんな調理法から生まれる一杯も亦、パワフルな旨味が満ちて居る。 盛付は、鶏肉に千切の胡瓜と大葉。 赤い唐辛子で化粧をして完成。 何度も頂いたルックスだが、矢っ張り心ときめく。 そんな瀞味と今回合わせるのは… 態々声を掛けて下さるだけの事は有る! 此は大した麺だ。 花の季さんの薫り豊かで、エレガントな麺に比べると、此方はワイルド感がいっぱい。 でも、決して粗野では無く、緻密な旨味が其の太さに潜む。 加水率は45%だそうで、手打麺でしか実現出来ない様な数字。 此の麺は機械打ちなのだろうから、製麺技術も秀でて居るのだろう。 固そうに見えても、プルプルした喰感は適度な腰を持ち、上等な讃岐饂飩の様な印象だ。 そして、茹で加減が絶妙… 此の麺の特性を良く理解し、其れを「さらそば」として活かすには、と云うテーゼに解を与えた。 然り気無さに潜む強かな方程式に驚かされる。 鹹水の舌に残る刳みは皆無で、喰塩の比率は高いのかも知れない。 勿論、塩っぽいなんて感じは全く無いのだが。
「金蘭の交わり」と云うコンビネイションだが、嶋崎さん曰く「明日の2号との組合せには、もっと驚きますよ」。 …えっと、小生のスケジュールは…

ロックンロールワン@町田 其の932012/08/29 23:23:00

前日に「山形さらそば」を頂戴した際に、嶋崎さんから「煽り」(ラヲタ用語、らしい)を頂き、スケジュールを滅茶調整して、ノコノコと新幹線で連訪。

ロックンロールワン@町田 其の93-1
此の日の作品は「山形2号」と命名された。 いや、「山形ロック~新庄からの贈り物」が正式名称の様だ。 調理プロセスを拝見して居ると、麺玉を嶋崎さんが捏ねる様に圧力を掛ける。 丁寧に、念入りに… 此れを行う事で、茹で上がりのクオリティが変わって来るそうだ。 湯切りが普段よりも少しライトに思えるのは、茹時間と合わせての微調整なのだろう。

ロックンロールワン@町田 其の93-2
此が作品の容姿で有る。 手打では無いが、手揉みで高加水のプリプリ平打太縮麺と2号スープの究極の出会い。 鶏油の薫る、風味豊かな端麗スープを絡め取る野趣漂う麺。 ドキドキする美味しさだ。 普段のスープよりも鶏(比内地鶏)のニュアンスが一寸だけ増して居て、醤油感もエッジを少し立てた印象が有るのだが、矢っ張り、気の所為でしょうかねぇ(笑)。 嶋崎さんも仰って居らしたが、確かに頭の中でイメージを為して、此の組み合わせを思うと、スープと麺がしっくり来ない様にも予想される。 だが、実際に合わせて見ると此がミラクル的コラボレーション。 名人は達人を知ると云う事なのだろうか。 高加水と云っても、プリプリ一辺倒では無く、確りした腰に裏打ちされた喰感と喉越が素晴らしい。 其処へあの2号スープが麺と麺の1本づつの硲を埋める様に絡む。 スープの保持性の高い麺だからこそ、味わいのコンビネーションの妙を満喫出来るのだ。 凄いコラボが齎した素晴らしい一杯が完成した。 此を「饗宴」とは、嶋崎さんも素敵な単語を使われた物だ。