今日の渦 其の4652012/08/23 01:01:00

実は前夜にも伺いたかったのだ。 常連のSさんの釣果、黄肌鮪を使った「鮪の一本漬け冷やしそば」が提饗されたのだ。 でも、外せない席の先約に涙を飲んだ。 上手くすれば、此の夜も「何か」有るんじゃないかと下心いっぱいで、シャッタータイミングに本鵠沼へ。 Cさんと御友達の宴を汚さぬようにと、カウンターに付き、黒板を見上げる。

今日の渦 其の465-1
「鮪づけぶっかけ冷そば」と有る。 ん? 前夜と少し名称は違えど、鮪が有る。 ビールもワインも口にせぬ内に、此をリクエストする。 そう、ピュアに頂きたかった。 アルコールの前にフードを口にするのは避けるのが何時もだが、此は例外。

今日の渦 其の465-2
ド~ン! 見て呉れぇ。 此はルックスからして旨そうだ。 5枚も乗って居る漬鮪が文字通り光る。 掻き混ぜて仕舞う前に、先ず、鮪を1枚。 うむ、美味だ。 黄肌鮪って、こんなに旨かったかな… 次に具をチェック、トップを飾る揚物は何だ? 餃子の皮をスライスしたと云うアイデア。 胡瓜、キムチ、底には長芋の細かい角切が収められて居る。 で、混ぜ合わせて… シンプルな味わいが重なって、複雑だが、難解では無いテイストに為って行く。 キムチが良い仕事っぷりで、長芋のシャキシャキ感と見事なバイプレイヤー振り。 勿論、醤油ベースのタレが纏める味わいが素晴らしい。 そして、掘り出す様に味の絡んだ漬鮪を頂く。 醤油らぁめんのタレに使う、小豆島古式天然醸造の生揚げ醤油(だったかな? ラーメンWalker2 を観て下さい)で漬けたそうだが、流石に素材の良さが引き出されて、逸物に仕上がった。 此は、上手い、美味い。 最初に頂いたのは正解だったね。

今日の渦 其の465-3
エル・マセットを抜栓して、徐にグラスに注ぐ。 此は09年だが、此の夜、ロックスオフが届けて呉れたのは、10年。 Cさん御一行の御相伴に与るが、丸で別な印象に為って居て、Cさんと顔を見合わせる。 陽向で縄跳びをして居る活溌な女の子のイメージの10年は小生の好みだが、木陰で読書をして居る印象の09年の方が好きだとCさんは仰る。 人造コルクが新しいデザインに為ったのは、ソムリエナイフを挿した途端に判ったが、色や形状も違う。 芳実オーナーに云わせると安っぽく為ったとの事。 あ、フォトテイクを忘れた。 其れは次回に…

今日の渦 其の465-4
レア・チャーシューが切れて居た(ヒナダレは一寸重い気分で、ゴメンナサイ)ので、ナッツを摘み乍、グラスを重ねる。 此の新しいグラスは全てのファクターが高得点で揃って居て、飲喰店向けとしてとても優れて居る。 其処へ、鮪の釣主のSさん到着。 色々と釣りの醍醐味を伺う。 常連諸兄との会話は渦の楽しみのひとつだ。 で、亦もや粘着する事に。

今日の渦 其の465-5
芳実オーナーが振る舞って呉れた、シラスボール揚。 湘南獅龍麺の具だが、美味しい。 どちらかと云うと小生が苦手な味わいを、美味しく喰べさせて貰えるのは有り難い物だ。 ラストオーダーの時刻… う~ん、流石に翌朝はゆっくり行こうかな。

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