ロックンロールワン@町田 其の872012/08/15 01:01:00

午前4時半、僅かに耳に届く雨音に傘を広げ乍、扉を開けると空が燃えて居る。
ロックンロールワン@町田 其の87-1
珍しい程の規模の朝焼けが刻々と姿を変えて行く。 E-PL1 を彼方此方で構えては時間を消費し、バタバタと改札口を抜けると大汗。 まぁ、ヴィーナスとルナの共演は雲の彼方だったが、其れとは別に壮大なショーを観せて頂いた。

ロックンロールワン@町田 其の87-2
此の日のロックンロールワンでは、田制さんのオリジナル作品、「器の中のカフェ」を頂ける。 珈琲を使った一杯と云う事で、興味津々で伺った。

ロックンロールワン@町田 其の87-3
ルックスは見ての通りだが、矢っ張り、サンドイッチに目を奪われる。 スープに浸る前に、と田制さん。 そう云えば、嶋崎さんがブログでサンドイッチに言及された事が有ったな。 次は薄く焼いた長いベーコン。 更にバニラアイスに目が行く。 おわおわ、流石にアイスクリーム入りのラーメンは喰べた事が無い。 スープとほぼ同じ色をしたコーヒーゼリーが浮く。 ミモザにしたスクランブルエッグ。 サンドイッチの下に刺さって居たのは、小さなラグビーボールの形をしたトマト。 グリーンは、紅菜台(紅菜花)と水菜。 スープは、黒胡椒と醤油… そして珈琲!、だね。 本当に! ブラックペッパー等の香辛料の使い方が巧みで、醤油と珈琲をリンクする。 面白くも確かに美味い。 バニラアイスが溶けて、甘味がスープに流れ出しても、全体の調和は崩れない。 不思議にスープに同化して行く。 ひとつ乗せた煎ったコーヒー豆のビターネスが、ほぉぉって感じで文字通りの苦笑い。 緑の葉、水菜と紅菜台の苦みと少しの甘味も亦、此のスープに即した用い方で、計算が行き届いて居る。 麺はノーマルな物だが、矢っ張り相性が良い。 麺を喰べた後、コーヒーなスープと浮いたコーヒーゼリーとバニラアイスを不思議な気分で啜る。 最後は丼を持ち上げて、ズイィ~と飲み干す。 あらぁ、不可思議な体験だったなぁ。 いや、伺った甲斐が有ったと云う物だ。

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