ロックンロールワン@町田 其の812012/07/30 18:47:33

「塩バターコーン」、懐かしい響きだ。 此の日のロックンロールワンの「完全裏メニュー」で、店頭の掲示も無い作品。 此の日の限定作品の「真説16才」のスープで造られて居ると伺った。 是非、頂きたいと思ったのだが、町田に到着したのは16時。 未だ残って居るかしらんと未だ高い夕日に炙られ乍、辿り着く。 コーンが切れて居たので、ユウタが買いに行って呉れた。 本来なら、醤油バターで炒めてから乗せるコーンだが、此の一杯に限っては、「そうイメージして」頂いた。 無理を聞いて頂いて、多謝。

ロックンロールワン@町田 其の81
バターがタップリ乗せられて居て、其れが直ぐにスープに融けて行くので、其れをコーンに絡めて頂く。 「乗せただけです」と仰るのは御戯れで、ちゃんとバターテイストを計算に入れたスープの味わい。 思った以上に塩を前に持って来て居るが、しょっぱさ以外の塩の旨さが他の具材と調和して居る。 スペック的には「16才」に似て居る(ルックスも近い)ので、凄く凝った造りと云うアプローチでは無いのだろうが、素材を活かしてスマートに纏めた印象だ。 矢っ張り、塩とバターのコンビネーションは凄い。 「好きだった『サッポロ一番塩らーめん』をイメージして造りました。」との事だが、あの味わいを突き詰めて、旨みを濾して行くとこんなテイストに為るのだろうか。 「好きな味を造る事は出来ますが、パクリとは違うのです。」と難しい御話。 薄焼玉子、刻んだ穂先メンマ、鳴門を乗せた作品の麺はやや細身に感じるのだが、本の一寸だけ柔らかく茹でた処が、古(いにしえ)のスープにマッチする。 イベリコ豚の甘い脂身が非常に合って居る事を特筆して置きたい。 そう、全てがピッタリ嵌まって、ジグソーパズルの様に作品が完成する。 懐かしくも完璧な嶋崎さんの作品。

既に嶋崎さんのブログで紹介されて居る様に、8月13日~15日にスタッフの冷やしラーメンが提饗される。 竹岡さん(15日)が、「コーリアンだぁ!」(とっても仮称)で、田制さん(14日)が「丼の中のカフェ」(本当に仮称)。 此れはコーヒーをベースにした作品だそうだ。 田制さんの手造りコーヒーゼリーを頂戴したが、焙った珈琲豆の味わいが瀟洒なビターテイストで、適度な甘さとの組合せが粋でした。 ユウタ(13日)は、昔乍の冷やし中華を白で拵えた作品、と伺った。 楽しみにして居よう。

コメント

トラックバック