ロックンロールワン@町田 其の752012/07/02 19:07:53

凪6周年パーティーの余韻も冷めぬ翌日に、ロックンロールワンに向かう。 次の日で終了と為る「3号」を頂きに、と云う次第。 3号の最終日には、初期レシピでの提饗も有ると伺って居たのだが、其の日はスケジュールが合わずに、ラスマイでの訪問と為った。 何時も醤油系を頂くので、3号は久し振りだ。

ロックンロールワン@町田 其の75
綺麗なルックスの作品のスープに慎重に口を付ける。 ロックンのテイストは何時もエレガントで雅なイメージに包まれて居る。 3号も勿論、例外では無い。 2号に比べると初口の淡麗感を強くは感じ無い、最初から然気無いインパクトが舌に齎せられる。 鶏油の味わいの底から更に深みの有る味わいがフェードインして来る。 生姜や仄かな柑橘系の香り、辛味等がジワジワと満ちて来る味わいのタイドが巧みで素敵だ。 味の構成の中での塩の積み上げ方が上手く計算されて居る。 塩は主役で有っても、出過ぎずに全体調和をリードして居る。 複雑な味わいの具材のハーモニーも充分で、塩の役割は宛ら、コンサートマスターだ。 チャーシュウは比内地鶏の胸肉を配らって、塩とのマッチングを高めて居る。 穂先メンマに加えて、塩にも良く合う「花巻」の具材でも有る、霰煎餅や岩海苔を乗せて居る。 飾葉は姫三つ葉…だよね。 そして、鶏そぼろが此の一杯に風雅を形作り、スープを完飲すると昆布の旨味が後味に残る。
うむ、此の完成度の高い塩スープを凌駕する後継作品とは…新たに登場する塩ラーメンの期待が高まる。 是非、早目に頂きたい物だね。

余談だが、此のブログに引越してから、1000本目のラーメン記事と云うメモリアル。 30ヶ月で達成…って、1日1杯位の算数だなぁ…(滝汗)。 因みにワインは約半分で、此方も飲み過ぎ。