今日のワイン 其の7452012/06/23 13:20:14

ブルゴーニュ ピノノワール フィリップ パカレ
Bourgogne Pinot noir 2008 Philippe Pakcalet

今日のワイン 其の745-1
メリメロでの2本目。 何時迄も「マルセル・ラピエールの甥」と云われて居るのが、少し気の毒な感じのフィリップ・パカレだが、あれ?「ブルゴーニュ・ルージュ」も造って居たんだ… 調べて見ると、此れはシャンボール・ミュジニー村とジュヴレ・シャンベルタン村其々近郊のピノが使われて居る。 其れで「ブルゴーニュ ピノノワール」と書きたかった訳だ。 生産量は3000本だそうで、見掛けない筈だ。 「華やかで弾む様なピノ」と御願いして、此れが出て来たのだが、リクエストが単純だったので、外れて居なかったな。

今日のワイン 其の745-2
若くて明るい中に少し暗い芯の有るピノカラー。 レッド系のチェリーとストロベリー、木苺も…と云う、比較的有り勝ちなブーケだが、確かにキラキラする印象が期待を持たせる。 もっと酸味が厳しいかと思ったのだが、弁えたイメージが有り、酸味の中に甘さが潜むと云った品性の高い構成に為って居る。 此れは、ブルゴーニュ・ルージュとしては最上級のボトルだ。 「チャーミングな御嬢さんが、小さな花が咲く草原を走って行く」。 おぉ、このスタッフの御嬢さんは中々の腕利の様だ。 時間の経過で、確り感やスパイシーさが少しづつ感じられる様に為る。 一方で、ミネラリーなニュアンスは感じ取れない。 玉に傷なのは、タンニン。 舌に残るニガニガが、好きに為れない。 此れがアフターの印象を損なって居る様に思える。

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