今日のワイン 其の7442012/06/23 11:53:58

セバスチャン・リフォー サンセール・ブラン オクシニス マセラシオン
Sebastien Riffault Sancerre Blanc Auksinis Maceration 2008

今日のワイン 其の744-1
西尾さん、Mさん、マッハさん、Iさんと飯田橋の自然派ワインのビストロ、メリメロで飲む。 前乗して、クリスチャン・ショサール(パタポンだね)のドメーヌ・ル・ブリゾーの白をグラスで頂き乍、ワインリストを眺める。 品揃えは豊富だが、各ボトルの本数が少なく、サンタ・マリアは既に無く… 女性スタッフにMさんの好み、「濃いめの白、芳醇だが、甘過ぎず、辛過ぎず」とリクエストしての御奨めが此れ。
サンセールか、ロワールの白ならソーヴィニヨン・ブランだろうが、彼女が仰るには、「サンセールらしく無く、ソーヴィニヨン・ブランらしく無い」との事。 フム… エチケットには、"MACERATION" の文字。 と云う事は、果皮や種子を取り除かない造り方で、所謂、赤の手法で造ったらしい。

今日のワイン 其の744-2
おぉ、此れは濃い色で、小麦色では無くて橙色を溶かした明るいブラウン。 ブーケは充分な力を持って立ち昇って来る。 アプリコットとクインス(花梨)は、明快。 やや還元香も感じない訳では無いが、ハニーやジャミーな林檎。 濃密なタッチの液体を口にすると、前述の林檎の勢いが凄い。 悪い表現をすると腐る寸前の芳醇な甘さが有る。 厚い印象でもソルティなミネラル感とインク匂を含む。 そして、何よりもタンニンの豊富さは白ワインの其れでは無い。 マセラシオンの効果なのだろう。 アフターは前述のジャミーな林檎の甘さに包まれる。 思った以上に、甘さが勝った液体だったが、アンニュイな印象が珍しい白だった。

コメント

トラックバック